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【招聘アーティスト決定!】京都芸術センター アーティスト・イン・レジデンス プログラム 2026 ビジュアル・アーツ部門
- 投稿日
- 2025年12月10日
- 更新日
- 2025年12月10日
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- お知らせ
京都芸術センターでは、2000年よりアーティスト・イン・レジデンスプログラムを実施し、異なる文化に触れることで新しい芸術表現を生み出そうとする新進又は若手のアーティストや芸術分野の研究者の京都での滞在創作活動を支援しています。参加者は京都芸術センターを拠点に、制作・調査・研究などに取り組みます。
本プログラムでは、パフォーミング・アーツとビジュアル・アーツの分野から参加者を隔年で募集しています。それぞれのジャンルの中で、あるいはジャンルを超えて、新しい表現を試み、市民に刺激を与える意欲的な芸術家を歓迎しています。
「アーティスト・イン・レジデンスプログラム2026」では、ビジュアル・アーツ分野のアーティストを対象に募集を行い、1487件の応募の中から審査を経て1組の招聘アーティストを決定しましたので、お知らせします。
招聘アーティスト:Ula Zuhra
Ula Zuhraは2026年11月-2027年3月に京都に滞在し、京都芸術センターにて制作を行います。
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【講評】
「アーティスト・イン・レジデンスプログラム2026」には、過去最多となる1487件の応募がありました。すべての応募書類を慎重に審査し、合計20人の審査員による3段階の審査を経てUla Zuhra氏を招聘アーティストとして決定いたしました。
Ula 氏は、マンガを主な表現媒体としています。ポップカルチャーの文脈にあるマンガを「保存・アーカイブの手段」という新たな側面から捉え直す批評性、フェミニズムや抵抗といった要素を扱い、社会性を持つ実践へと展開する点を高く評価しました。また、Ula 氏の実践は、近年、日本国内でも興隆するアーティストブックやZINEなどの文化と呼応する部分があり、京都芸術センターで取り扱う機会が少なかったジャンルにおける国際的な交流が期待できることから、同氏の京都での滞在が大きな意義を持つと判断し、採択を決定しました。
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京都芸術センターアーティスト・イン・レジデンスプログラムについてはこちらをご覧ください。