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ソー・ソウエン サウンドインスタレーション作品『声を絶やすな。』(仮) 制作に向けたワークショップ(11月27日)
- ジャンル
- 美術/複合
- カテゴリー
- ワークショップ
- 開催日時
- 2025年11月27日(木)
- 会場
- 京都芸術センター 講堂
- 料金・その他
- 無料
※ワークショップ/要予約
- 事業区分
- 主催事業
京都芸術センターで2026年1月から開催する「ニューミューテーション#6」展に参加する作家ソー・ソウエンのサウンドインスタレーション『声を絶やすな。』(仮)の制作のためにワークショップに参加し、作品にご出演いただける方を募集します。
ソー・ソウエンは近年、私たちの「生」と深く関わりのある事象に着目し、「わたし」や「私たち」の性質を考察する作品を手がけてきました。
本作品では、普段わたしたちが活用している「声」に着目し、ワークショップおよび声の録音を通して、ハーモニーや群集心理について迫ります。

■作品『声を絶やすな。』概要
「世界をより良くするために、私たちは声を上げ続けなければならない。」
この言葉に、否を唱える人は少ないでしょう。今、私たちが享受している多くの権利は、かつて、共に声を上げ続けた人々の行動によってもたらされたものです。「声を上げる」という行為はわたしたちの間にある空気をふるわせ、物理的に世界を変容させるもっとも根源的な方法です。
ともに声を上げることは、連帯を生み、集団の凝縮性を高め、「抗議」や「デモ」といった公共的実践へとつながると同時に、個の輪郭を曖昧にし、恍惚をともないながら、全体性へと巻き込まれていく危うさも孕んでいます。歴史を振り返ると、「声を合わせる」という行為は、宗教や戦争、ナショナリズムなどの集団的動員と密接に結びついてきました。
本作品では、「こんな世界であってほしい」と願いながら、声を出すこと、言語以前の声(母音 a, i, u, e, o や hmm)を用いること、他者の声をよく聴くことなどいくつかのシンプルなルールののもと、みんなで声を出しながら、他者に添いながら自分の声を出すことは、果たしてどのように可能なのか、そして、その声たちに耳を傾けた時、わたしたちはどのように感じるのかを実践的に考察することを目標とします。
暴力の契機でありながら、共生の唯一の回路でもある身体を、どのようにひらき、他者と共に保ち続けられるのか。さまざまな分断や争いが絶えず、世界情勢の岐路に立たされている今日に、作品、出演者、来場者と共に考える実践となることを祈っています。
■出演内容について
当日はアーティストによる「声」にまつわるワークショップを実施します。
ワークショップの中で録音した声は、後日制作する作品に使用します。
作品内では声の出演のみとなります。
なお、ワークショップの様子を写真と映像で記録し、作品に関連する資料や広報用として一部使用させていただく予定です。
そのため、作品への声の出演および記録撮影にご同意いただける方を募集します。
ご不明な点がありましたら、問合せ欄のメールまたはお電話でお気軽にお問い合わせください。
基本情報
| 日時 |
2025年11月27日(木) 16:00~21:00 |
|---|---|
| 対象 | ・人前で声を出すことに抵抗のない方。プロとしての経験や資格は問いません。 *事前に作家とヒアリングを行わせていただきます。定員に達した場合は、参加の可否をご連絡させていただきます。 ・作品に出演すること、記録撮影に許諾いただける方。作品クレジットに名前(匿名・あだ名可)を表記させていただきます。 |
| 定員 | 15名 |
| 料金 |
無料 *交通費別途支給(往復1,000円/日を上限とする)。 *滞在宿泊費の提供はありません。 |
| 申込方法 | Googleフォームにて、ご応募ください。 申込締切:11月20日(木)23:59まで *募集を終了しました。 |
| 会場 | 京都芸術センター 講堂 |
プロフィール
ソー・ソウエンアーティスト
1995年福岡県北九州市生まれ。
2019年京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース卒業。
主な展覧会に、個展「Sometimes you hurt. Sometimes you get hurt. Yet still you keep looking for a tender relationship with the world.」YIRI ARTS(台北)2025年、グループ展「開館30周年記念展 日常のコレオ」東京都現代美術館(東京)2025年、グループ展「京都精華大学55周年記念展 FATHOM—塩田千春、金沢寿美、ソー・ソウエン」ギャラリーTerra-S(京都)など多数。
2024年、インスタレーション作品「お臍と呼吸 Bellybutton and Breathing」が福岡市美術館に収蔵された。
クレジット
主催:京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
協力:神戸雰囲気学研究所
アクセシビリティ
参加にあたって、配慮が必要な方は事前に申込フォームにご記載ください。
〇車椅子をご使用の方へ
・車椅子を、事務所にて無料で貸し出しております。
・多目的トイレは南館1階、南館2階にございます。
〇視覚障がいをお持ちの方へ
・入口に点字案内板、及びインターフォンを設置しております。
・盲導犬、介助犬、聴導犬を伴ってのご参加の方は、事前に事務所(TEL 075-213-1000)までご相談ください。
問合せ先
京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
TEL:075-213-1000(10:00-18:00)
MAIL:Info@kac.or.jp