SCROLL
FOCUS#7 田中功起による展覧会『時間がない(ときに眠ること) No Time to Sleep / Time to Sleep』
- ジャンル
- 美術
- カテゴリー
- トーク/展覧会
- 開催日時
- 2026年11月6日(金)~2027年1月11日(月)
- 会場
- 京都芸術センター ギャラリー北、南
- 料金・その他
- 無料
- 事業区分
- 主催事業
京都芸術センターが、実績を積み重ねてきた中堅アーティストを個展形式でとりあげるシリーズ企画「FOCUS」。第7回は、田中功起による展覧会『時間がない(ときに眠ること)/No Time to Sleep / Time to Sleep』を開催します。
—————
あれ、今日も時間がなかったなあと思う。あなたはどうだろうか。
この展覧会は、そんな時間のなさをテーマにしている。
スマホでも仕事ができるこの時代、労働は生活のすみずみまで浸透している。子どもをお風呂に入れる前に洗面台の前で仕事メールを書いていることがある。あるいはひっきりなしに情報を提供してくるSNSを延々とスクロールし続けている自分がいる。そしてアルゴリズムによって個々人に最適化されたスマホの画面は、あれもあるよ、これもあるよと、こちらの興味を先回りして見せてくる。そんなときに限って、ピコーンと、返事をしなければならない仕事メールがさらに届く。
美術評論家のジョナサン・クレーリーは、マルチタスク仕事と注意経済全盛の現代社会を眠れない社会だと位置づける。だからクレーリーは、そこで、むしろ「眠ること」を抵抗として提案する。他方、アーティストのジェニー・オデルは、常に注意が奪われて何にも集中できない、オンライン中毒の生活の中で、むしろ「何もしない」ことを提案する。
眠るにせよ、何もしないにせよ、この注意散漫な日々を変えるためにはちょっとしたエクササイズが必要だ。
例えば僕はときどき、15秒だけ目を閉じ、周囲の音に耳を澄ます。鳥の声も、遠くのサイレンの音も、あるいは冷蔵庫の音も、部屋の軋みも、だんだんと聞こえるようになる。そうして気持ちが落ち着いてくる。これならば育児や仕事の合間にもできる。そして、ゆっくり目を開ける。
この展覧会は、注意散漫な生活と、仕事や育児での時間のなさに対して、どう折り合いをつければいいのかまったくわからないこの僕が、いくつかエクササイズを通して、折り合いの付け方を提案しようというものだ。
2026年7月22日 田中功起
—————-
関連イベント①
【オープニングレセプション】
日時:2026年11月6日(金)16:00 – 18:00
会場:京都芸術センター 南ギャラリー(南館1階)
参加:無料、予約不要、出入り自由
関連イベント②
【アーティストトーク】
日時:11月7日(土)14:00 – 15:00
会場:京都芸術センター ミーティングルーム2(南館3階)
登壇:田中功起(出展作家)
参加:無料
申込:こちらをクリック!☞☞☞「アーティストトーク_参加申し込みフォーム」
※アーティストトークは日本語で行われます。
—–記録展示———————
河原温《純粋意識》
「日付絵画(デイト・ペインティング)」を幼稚園や保育園に一定期間展示し、こどもたちが先入観や予備知識を持たず、日常のなかで作品に触れる環境をつくるプロジェクトです。1998年に開始され、作家の死後も、そのコンセプトを引き継ぎながら世界各地約30箇所で展開されています。
基本情報
| 日時 |
2026年11月6日(金)~2027年1月11日(月) 2026年11月6日(金)~1月11日(月・祝)10:00~20:00※11月25日(水)は休館日のため閉廊。 ※12月26日(土)~1月4日(月)は年末年始休暇のため閉廊。 |
|---|---|
| 料金 |
無料 ※「アーティストトーク」のみ申し込みが必要です。以下より、ぜひお越しください! https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf30i4Ta0yDmGe-l-4Oy0QvaSuCpQtTQ1E09NOhmmPIvmuiDw/viewform?usp=header |
| 会場 | 京都芸術センター ギャラリー北、南 |
プロフィール

田中 功起アーティスト
1975年生まれ。映像や執筆などによって「共に生きるとは何か」をテーマに、人々の協働や共同体のあり方を問い直す芸術実践を行う。近年は、育児とケアの視点からアートを捉え直す制作、執筆活動を続けている。
主に参加した展覧会にあいちトリエンナーレ(2019)、ミュンスター彫刻プロジェクト(2017)、ヴェネチア・ビエンナーレ(2017)など。2015年にドイツ銀行によるアーティスト・オブ・ザ・イヤー、2013年に参加したヴェネチア・ビエンナーレでは日本館が特別表彰を受ける。著作、作品集に『リフレクティブ・ノート(選集)』(アートソンジェ、美術出版社、2020年/2021年)、『Precarious Practice』(Hatje Cantz、2015年)、『必然的にばらばらなものが生まれてくる』(武蔵野美術大学出版局、2014年)などがある。
Photo by Pathipol Ratchata-arpha
クレジット
主催:京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
助成: 公益財団法人 野村財団
協力:One Million Years Foundation、カトリック希望の家こども園
アクセシビリティ
〇小さなお子様をお連れのお客様へ
オムツ交換台は、南館1階および南館2階の多機能トイレにございます。
〇車椅子をご使用の方へ
・車いすを、事務所にて無料で貸し出しております。ご入用の方はお声掛けください。
・多目的トイレは南館1階、南館2階にございます。
〇視覚障がいをお持ちの方へ
・入口に点字案内板を設置しております。
・盲導犬、介助犬、聴導犬を伴ってのご来場の方は、事前に事務所(TEL 075-213-1000)までご相談ください。
◯聴覚障がいをお持ちの方へ
・筆談での対応が可能です。
その他、ご来館にあたりお手伝いが必要な方は、京都芸術センター(TEL:075-213-1000)までご相談ください。
問合せ先
京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
Tel: 075-213-1000(10:00-18:00)|Fax: 075-213-1004
Mail: info@kac.or.jp
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
※市営地下鉄「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」、22・24番出口より徒歩5分
※駐輪場は建物の北側にございます。駐車場はありません。