京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

PROGRAM 事業紹介

トラディショナル・シアター・ トレーニング(T.T.T.)

ジャンル
伝統伝統
形     態
公演公演 ワークショップワークショップ
目     的
育成・支援育成・支援 創造活動創造活動
事業区分
主催主催

目的

トラディショナル・シアター・トレーニングは、舞台芸術に携わる人を対象とする伝統芸能トレーニングプログラムです。参加者は約3週間の稽古を重ね、大江能楽堂でその成果を発表します。

2023年度の開講コースは、狂言と日本舞踊です。一流の講師陣の指導のもと、日本の伝統芸能の技能と精神を学ぶ濃密な経験は、自らの知見を深め、新しい身体性や表現のあり方に出会う機会になるでしょう。国籍や居住地は問いません。熱意ある方々の応募をお待ちしております。

事業開始年

1984年ジョナ・サルズ氏(現龍谷大学教授)と茂山あきら氏(狂言師)により開始し、2000年から京都芸術センターで実施。2015年より、プログラムディレクターにマシュー・ショアーズ(シドニー大学日本研究科准教授)が就任。

今年度のスケジュール

2023年6月28日(水)-
7月21日(金)
1)オリエンテーション(6月28日)
カリキュラムについての説明や、それぞれのコースが、どのような稽古内容になるか説明します。

2)稽古とワークショップ(6月29日ー7月20日)
受講生は、希望のコースに分かれて、講師陣の指導により稽古を重ねます。また、狂言と日本舞踊以外の伝統芸能の1日ワークショップや、希望者のみ参加できる複数日にわたる小鼓ワークショップを開催します。

3)発表会(7月21日)
3週間の稽古の成果を大江能楽堂で発表します。

講師

【狂言】茂山千之丞、鈴木実、山下守之
【日本舞踊】若柳弥生
【小鼓(大倉流)】久田陽春子、高橋奈王子

会場

オリエンテーション、稽古・ワークショップ:京都芸術センター
発表会:大江能楽堂(京都市中京区押小路通柳馬場東入橘町646)

募集要項

応募資格


演劇やダンスなど、舞台芸術に関わる表現活動や研究活動を行っている方で、オリエンテーションから発表会までの概ねすべてのスケジュールに参加できる方。また、伝統芸能を積極的に学ぶ意欲のある方。国籍・年齢・性別は問いません。

定員


各コース8名程度

応募方法


こちら から応募用紙をダウンロードし、必要資料を添えて、下記のメールアドレスまでご応募ください。

送り先 t.t.t@kac.or.jp

〔必要資料〕
・経歴(形式自由。A4サイズ5枚以内)
・志望理由書(形式自由。A4サイズ5枚以内)
※学生割引を適用される場合は、学生と証明できるもののコピーも提出ください。
※メールで応募される場合は、応募書類を1つのPDFファイルにまとめて送信してください。
※応募された方の個人情報は、選考のみに利用し、その他の目的には一切使用しません。

受講料


狂言コース/日本舞踊コース 80,000円 
学生料金 70,000円
オプション 小鼓ワークショップ 15,000円
※両方コースを受講することはできません。受講料には、トレーニング参加費、発表会出演費と撮影データ、各分野専用の練習用扇・扇子の代金を含みます。
※扇・扇子が不要の方は受講料から5,000円を割り引きます。
※別途、白足袋、浴衣・帯をご用意ください。購入が必要な場合は購入先を紹介します。

応募締切


2023年5月15日(月)
応募書類は締め切りを待たずその都度選考し、結果を通知します。定員になり次第、募集を打ち切ります。

スカラシップ(受講料免除)について

トラディショナル・シアター・トレーニングでは、2022年度より、本プログラムに参加した経験をもとに作品創作等を行う具体的な計画を有する方を対象に、受講料を免除するスカラシップ制度を設けています。伝統芸能の稽古を通じて培われた知見を活かし、自身の表現を発展させる意思を持つ方からの応募を期待しています。

応募資格


本プログラムに参加した経験をもとに作品創作等を行う具体的な計画を有する方(研究者を含む)。国籍・年齢・性別は問いません。採択者には、本ワークショップに参加した経験をもとに創作した作品等の公演記録等の提出を義務付けます。

採択者数


各コースそれぞれ1名程度。(予定)

応募書類


・経歴書(形式自由。A4サイズ5枚以内)
・志望理由書(形式自由。A4サイズ5枚以内) 
・T.T.T.参加に基づく作品企画書(形式自由。A4サイズ5枚以内)
※メールで応募される場合は、応募書類を1つのPDFファイルにまとめて送信してください。
※応募された方の個人情報は、選考のみに利用し、その他の目的には一切使用しません。

過去の実施内容

2018年度の演目(7月18日(水)~8月10日(金))
能:仕舞「敦盛」「杜若」「岩船」、謡「国栖」
狂言:狂言「しびり」「仏師」、小舞「宇治の晒」「土車」
日本舞踊:「新曲浦島」「知盛」「藤娘」「梅ごよみ端唄つづり」「賎の苧環」「田舎巫女」
2019年度の演目(7月17日(水)~8月10日(日))
能:仕舞「経正」「胡蝶」「花月」「鞍馬天狗」、謡「猩々」
狂言:狂言「しびり」「鬼瓦」、小舞「松竹」「土車」
日本舞踊:「御所車」「雪の傾城」「羽根の禿」「黒髪」「供奴」
2020年度・2021年度
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、対面での開催を中止。
2022年度の演目(7月24日(日)~8月12日(金))
能:「合浦」、「猩々」、「紅葉狩」、「祝言 《岩船》」
小鼓:「四海波」
落語:「初天神」、「時うどん」、「七段目」、「高砂や」
撮影:大島拓也

撮影:大島拓也