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アーティスト・イン・レジデンスプログラム2023 公募:エミリア・アルバレスが、8月1日より滞在しています!

投稿日
2023年9月3日
更新日
2024年5月29日
カテゴリ
お知らせ

京都芸術センターでは、2000年の開設以来、国内外のアーティストや研究者等が、一定期間、京都に滞在しながら創作活動や交流を行うプログラム「アーティスト・イン・レジデンス」を実施し、異なる文化に触れることで新しい芸術表現を生み出そうとする新進または若手のアーティストや研究者の活動を支援しています。

京都芸術センターに滞在するアーティストを世界中から募集する公募プログラムでは、今年度、アルゼンチンよりエミリア・アルバレスを招へいしました。

エミリアは、2023年8月1日より10月31日まで3ケ月京都芸術センターに滞在し、京都の竹林における「森林浴」や、舞踏などのテーマのもと、リサーチと制作を行います。

地球の反対側、季節は冬のブエノス・アイレスより、30時間以上の旅を経て、蒸し暑い夏の京都芸術センターにたどり着いたエミリアは、サウンド・アート、ドローイング、パフォーマンス、映像と、多岐にわたる、旺盛な制作を行うアーティストです。彼女の作品は、それ自体で自立/自律するというより、周囲の環境(それは、他者の作品であったり、風や水などの自然環境であったり、観客だったりします)と呼応し、その場の空間自体をひとつの有機物のように組成しながら成立することが特徴のひとつです。そんなエミリアは、京都芸術センターでの滞在中、どのような人々や文化と出会い、どのような驚きや素晴らしい経験を得て、どのように変わっていくことになるでしょうか。エミリア・アルバレスの作品世界に、京都芸術センターでの時間が大きく寄与し、インスピレーションを与えることを願います。

京都芸術センターでの滞在の成果は、10月末頃にワークショップまたは展覧会等のかたちで市民の皆様に共有する予定です。

エミリア・アルバレス(Emilia Álvarez)プロフィール
1985年生まれ、ブエノスアイレス在住。インスタレーション、パフォーマンス、ドローイング、サウンド、ビデオ、彫刻、衣装、詩など、空間と環境を利用した様々な形式の作品を制作する。音楽にも強い関心をもち、自らライブ・パフォーマンスを行うほか、テクノ、ノイズ、オペラ、ハードコア、サイレンスなど、それぞれの音楽ジャンルに固有の音楽性/リズム構造を、自らの作品に取り込んでいる。アルバレスの実践は、現実における亀裂/隠されたもの/冗談のようなロジック、また、詩におけるメタ言語、言語を超越したコミュニケーションとしての「動物性」、物故作家の作品の要素などを、作品に用いる可塑的な素材として用いている。同時に、自身が「テクノ・リーディング」と呼ぶ、ライブセットや絵画を通じて、作品や環境を読解する手法を展開している。バラバラで断片的な情報に満ちた、リミナル・ゾーンとしての「沈黙」を、違った形の「聴取」によって、読解可能な没入的な体験へと変容させることを目指している。
代表作に、ティンゲリーの噴水を用いた「THE APPARENT SILENCES OF TINGUELY’S AQUATIC MACHINES(ティンゲリーの噴水における、見かけ上の沈黙)」など。

作家ホームページはこちら


THE APPARENT SILENCES OF TINGUELY’S AQUATIC MACHINES,(ティンゲリーの噴水における、見かけ上の沈黙), 2018. Performance 60:00min. Fontaine ̈Automatons ̈ Tinguely. Basel, Switzerland


DANCE OF MEMORY,(記憶のダンス), 2017. Performance Video Poem, Kite, Microphones. Memory Park, Buenos Aires


BEAR AND OPERA OF SILENCES TEASER(クマと沈黙のオペラ、ティーザー), 2022. Performance 30:00min, Arteba Feria de Arte de Buenos Aires invited by Disidentxs, 2022