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KAC Performing Arts Program 2018 / Music #1 中川裕貴『ここでひくことについて』

ジャンル
音楽
カテゴリー
公演
開催日時
2019年2月22日(金)~2019年2月24日(日)
会場
京都芸術センター 講堂、フリースペース、大広間
料金・その他
有料
事業区分
主催事業
KAC Performing Arts Program 2018 / Music #1 中川裕貴『ここでひくことについて』
中川裕貴、バンド「対蹠地」(2017)|撮影:Yoshiyuki Sakuragi
KAC Performing Arts Program 2018 / Music #1 中川裕貴『ここでひくことについて』
桑折 現×木藤純子×中川裕貴「CH」(2015)|撮影:Yoshiyuki Sakuragi
KAC Performing Arts Program 2018 / Music #1 中川裕貴『ここでひくことについて』
KAC Performing Arts Program 2018 / Music #1 中川裕貴『ここでひくことについて』

演奏行為とは?

KAC Performing Arts Program / Musicでは、ジャンルにとらわれず新たな音楽を生み出すプログラムを展開しています。
今回は関西を中心に音楽・演劇・ダンスなど多分野で作曲・演奏を手掛けている中川裕貴に注目。楽器や言葉、自作の装置を駆使しながら、音楽コンサートの枠にとどまらないパフォーマンスを展開してきた中川が、今回はあえて「演奏行為」に焦点を当てます。音楽では当たり前に在る「演奏」とはどういうことなのか、形態の異なる3つのプログラムを通じて考察します。

構成・演出:中川裕貴
作曲・演奏・出演:中川裕貴
中川裕貴、バンド
 中川裕貴(Cello)
 菊池有里子(Piano)
 横山祥子(Violin)
 出村弘美
 穐月萌

舞台美術:カミイケタクヤ
舞台監督:十河陽平(RYU)
音響:粕谷茂一(slim chance audio)
照明:魚森理恵
FM サウンドシステム(プログラムC):SHC
フライヤー写真:柴田修兵
フライヤーデザイン:古谷野慶輔

日時
2019年2月22日 (金) – 2019年2月24日 (日)
2月22日(金)16:30(C)、18:00(A)、19:30(B)
2月23日(土)15:00(B)、16:30(C)、18:00(A)
2月24日(日)13:00(C)、14:30(B)、16:00(A)
会場
京都芸術センター 講堂、フリースペース、大広間
プログラムについて
私はここまで楽器(主にチェロ)を演奏し、音楽のようなものを創ることをしてきました。 そしてその中で感じてきたのは、「その行為=演奏は、本当に”音楽を生み出すためだけの行為”なのか?」という問いでした。 辞書には、演奏とは「音楽を現実化する行為である」とあります。

その定義は理解できます。しかしその定義が残してきた筆跡を受け止めながらも少し遠くに連れていくこと。 そこで私は、その定義の中の「音楽」を抜いた、つまり「現実化する行為」という部分を支点とし思考を巡らせることしました。 (現実化する行為:これをひとまず「何かをここに召喚する、在るもののように見せる、そしてそれを身体という限定されたものが行う」と定義させてください) そしてその思考から、私は今回の企画において、3つの演奏/製作物を残すことにしました。

また演奏とは「音楽の少し手前にあるもの」だという感触があります(行為から僅かに遅れて音楽がやってくるのであれば、そう言えるのではないでしょうか?)。 誰もが音楽を使うことができる(もっと言うなら創ることさえできる)現実が今ここにはありますが、その手前に立つこと。 「ここでひくことについて」は、そのような位置から、音楽、そして私やあなたの身体、イメージ、距離、意識、接触について考え、 その思念/行為が何らかの「対岸」へと波及することを目指しています。 タイトルがそうであるように、たくさんの埋められた意味の前で、各々が立ち上がること、何かを引き寄せること、立ち去ること… それを音と共に。
私は今、そのような意識のもと、ここにいます。(中川裕貴)

プログラムA:PLAY through ICONO/MUSICO/CLASH
「演奏/像/音楽」、またはそれらの「衝突」について。美術や光を交えた最新の「ソロパフォーマンス」。

私という製作物による、「演奏」という製作物、そしてそこから現れる「音楽」という製作物。また傍らに在るモノ(楽器や美術)やそれらを在ること(無いこと)にする光。これら「事物」の衝突/接続/切断が、ある時間と空間の中で行われる。それは仮固定でしかないが、創りながら/壊しながら、行為が在ること。製作物と行為、そしてそれらすべてを「像」として考え、相互に衝突させる実験をここで行う。

出演:中川裕貴
会場:フリースペース
定員:60名

プログラムB:Not saying “We (band)”
バンドでのパフォーマンスを通じ、集団で演奏する/集団で「ひとつ」の音楽を創ることについて問う「コンサート」。

「バンド」というのは楽団であり、集団である。しかしその“音楽の周りの集まり”とは何か?誰かと音楽をしながら、音楽を取り囲む/音楽に取り囲まれることについて。また「わたしたち」という気運の中では埋もれてしまう音楽の中の「何か」について。これを「、バンド」という立ち位置から問う。「ここで」というのはHere(此処)であり、Individual(個々)である。

出演:中川裕貴、バンド
会場:講堂
定員:60名

プログラムC:“You are not here” is no use there
FM 電波を使用し、ヘッドフォンを通した録音(過去)と、その外側(現実)を行き来する「移動式イベント」。

「聴くことはどこかへ行くことでもある」。しかし私はここにいる(いない)。 決められた場所はなく、音はどこかからヘッドフォンに届く。それを外すことも、付けることも、そしてここから居なくなることも、あなたはできるでしょう。聴こえますか?今、あなたに直接語りかけています。これは録音です(録音ではありません)。

出演:中川裕貴、他
会場:大広間
定員:30名
※会場にてFM電波受信器とイヤホンを貸し出します。お手持ちのイヤホン・ヘッドフォンをお使いいただくことも可能です。

アフタートーク
2月23日(土)プログラムA終演後、中川裕貴と音響作家・荒木優光によるトークを開催します。

中川裕貴 Yuki Nakagawa

1986 年生まれ。演奏と演出をチェロ、電気、適当な録音を使用して行う。自身の「演奏」と、それによって現れる「音」のあいだにある「距離」を演奏しながら測ることが最近の目的。この矛盾した測定行為(動きながら自分で自分についての距離を測る)が音楽に襲いかかったり/かからなかったり、或いは音楽に取り込まれたり/取り込まれなかったり、そもそも何を測って/謀っているかわからなくなったりしながら、時として、ただ「音楽」になっている可能性も。「演奏がいつも音楽のために在るのではない」と言うためにあるプレゼン練習(パワーポイント)/日曜大工/長い徘徊…それを独りで、という活動。並行して(中川裕貴)「、バンド」活動や、烏丸ストロークロックを代表とした「演劇」などに向けた舞台音楽、またミュージシャン/アーティストのサポートもいくつか行っている。京都市立芸術大学大学院 音楽研究科修了( 音響心理学/ 聴覚)。

主催

京都芸術センター

問合せ先

京都芸術センター
TEL: 075-213-1000
FAX: 075-213-1004
E-mail: info@kac.or.jp

料金

【各演目(日時指定)】
一般前売1,500円/当日2,000円
学生1,000円(前売・当日共)
【3演目通し(30枚限定、前売のみ、予約時日時指定)】
一般3,500円/学生2,500円
※当日券は前売券完売の際には販売いたしません。プログラムCは機材に限りがございますので、ご了承ください。

チケット/申し込み

京都芸術センターウェブサイトもしくは電話にてお申込ください。

助成

平成30 年度文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)・独立行政法人日本芸術文化振興会