SCROLL

イベント終了

風水のこえをきく#1 ヤニック・パジェ音楽公演『Vent et Eau』(風と水) 

ジャンル
音楽
カテゴリー
公演
開催日時
2016年10月1日(土)
会場
京都芸術センター 講堂
料金・その他
無料
事業区分
主催事業
風水のこえをきく#1 ヤニック・パジェ音楽公演『Vent et Eau』(風と水) 
風水のこえをきく#1 ヤニック・パジェ音楽公演『Vent et Eau』(風と水) 
Yannick Paget
風水のこえをきく#1 ヤニック・パジェ音楽公演『Vent et Eau』(風と水) 
Denys Vyshnia
風水のこえをきく#1 ヤニック・パジェ音楽公演『Vent et Eau』(風と水) 
Maki Ota
風水のこえをきく#1 ヤニック・パジェ音楽公演『Vent et Eau』(風と水) 
Logo Design: Takuya Tsutsumi

KAC Performing Arts Program 2016 / Musicは「風水のこえをきく」シリーズ。第1回は、京都とパリがつながる秋の一夜に、ヤニック・パジェは音楽による世界の風水図を描き出します。

風水はかつて「天体」と「地理」を意味する2つの漢字を組み合わせた「堪輿(かんよ)」という名で呼ばれていたように、星の動きから時間を占い、地形から気の流れを読むことから風水の思想がかたちづくられていきました。今年度の音楽事業は、このように時間と空間に対する考え方を体系化した風水に着想を得て、それぞれの公演ごとに一年の内のこの季節のこの場所でしか味わえない「タイム/サイトスペシフィック」な委嘱作品を上演します。また、メインとなるこの委嘱作品は、風水的世界観で構成されたプログラムのなかに布置されます。

10月1日のニュイ・ブランシュには、2005年以来日本で活動する音楽家ヤニック・パジェによるアンサンブル・コンサートを行います。パジェは指揮者として来日しましたが、パーカッション奏者であり作曲家でもある多彩な才能を持った音楽家です。歌手は、オペラを中心に活躍しているウクライナ出身のデニス・ビシュニャ(バス)と、現代音楽のエキスパートと評される太田真紀(ソプラノ)。

プログラム第1部では、アメリカからイタリア、アルメニア、アゼルバイジャンまで世界各国の民謡やフォークソングが集められた、ルチアーノ・ベリオの歌曲集『フォークソングズ 声と7つの楽器のための』にはじまり、ウクライナやロシアの民謡、そして日本の「フォークソング」へと展開していきます。
それに続く第2部では、今回の公演に向けて、魔方陣や星座図などからもアイディアを得ながら、木・火・土・金・水といった風水五行の要素のイメージでパジェが作曲した新作を演奏します。京都とパリがつながる秋の一夜に、ヤニック・パジェは音楽による世界の風水図を描き出します。

日時
2016年10月1日 (土)
16:00-17:30(開場15:30)
会場
京都芸術センター 講堂
「風水のこえをきく」について
KAC Performing Arts Program 2016 / Musicのテーマは「声」と「風水」。昨年度の音楽事業では「吹く」、「叩く」、「撥く」という「演奏行為」をキーワードに、音楽と身体性の関係をさまざまな角度から提示しましたが、今年度はその延長として人間の最も原初的な演奏行為である「声」に焦点を当てた3つの企画をお届けします。それぞれの公演では、風水の基盤となる時間と空間の秩序に基づいてプログラムが構成されます。
出演
ヤニック・パジェ、デニス・ビシュニャ(バス)、太田真紀(ソプラノ)ほか

ヤニック・パジェ Yannick Paget

京都にて指揮者と作曲家の活動を続けているフランス人音楽家。パリ国立高等音楽院卒業。2005年に指揮者佐渡裕氏から要請を受け来日。兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)の客員指揮者として2年間従事。2008年より大阪教育大学合唱団、オーケストラの首席指揮者を務め、2010年からは関西シティフィルハーモニー交響楽団にも客演指揮者として参加し数々のコンサートをこなしている。また、電子音楽の作曲家として、イレーネ・セガラ国際作曲コンクール(スペイン)、2013年アヌシー国際アニメ映画音楽コンクール、2015年SACD舞台音楽基金賞など、数多くの国際コンクールでの受賞、ファイナリストの経歴を持つ。アーティスト団体EnsoWattの共同発起人として作曲、指揮、即興演奏、パーカッションの演奏も行っている。

デニス・ビシュニャ Denys Vyshnia

キエフ市立歌劇場ソリストとして活躍。「New Names Competition」第1位。2010年アレーナ・ディ・ヴェローナ日本公演P・ドミンゴ指揮「アイーダ」エジプト国王、2011年A・ゼッダ指揮「セビリヤの理髪師」ドン・バジリオで出演。2013年沼尻竜典指揮トウキョウ・モーツァルト・プレーヤーズ、ショスタコーヴィチ「交響曲第14番」ソロは好評を博す。2014年小澤征爾指揮、デイヴィッド・ニース演出「フィガロの結婚」バルトロで出演。びわ湖ホール「ジルヴェスターコンサート2013-2014」、「リゴレット」、「オテロ」では成功を収める。NHK「テレビでロシア語」にゲスト出演。日生オペラ公演2016-2017に出演中。http://denysvyshnia.com

太田真紀 Maki Ota

同志社女子大学学芸学部声楽専攻卒業。大阪音楽大学大学院歌曲研究室修了。東京混声合唱団のソプラノ団員として活動後、文化庁新進芸術家海外研修制度にてローマに滞在した。演奏はドイツWDR、イタリアCEMAT、NHK-FMなどで放送されている。これまでに、三ツ橋敬子指揮いずみシンフォニエッタ大阪定期演奏会へソリストとして出演したほか、シェルシ・フェスティバル(バーゼル)、ヌオヴァコンソナンツァ・フェスティバル(ローマ)、ローマ・ケルン・パリ日本文化会館、武生国際音楽祭、東京オペラシティリサイタルシリーズ”B→C”、サントリー芸術財団サマーフェスティバル他に出演、活発な演奏活動を行っている。

主催

京都芸術センター

問合せ先

TEL:075-213-1000
FAX:075-213-1004
Email:info@kac.or.jp

料金

ニュイ・ブランシュのプログラムであるため、特別に入場無料です!

チケット/申し込み

ご予約なしの方は、当日15:15から会場前受付にて整理券を配布します。15:55から整理番号順に会場にご案内いたします。

助成

平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

協賛

アンスティチュ・フランセ関西