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【40周年記念】 トラディショナル・シアター・トレーニング2024(T.T.T. 2024)

トラディショナル・シアター・ トレーニング(T.T.T.)

ジャンル
伝統/演劇
カテゴリー
ワークショップ/公演
開催日時
2024年7月18日(木)~2024年8月9日(金)
会場
京都芸術センター 大江能楽堂
料金・その他
有料
事業区分
主催事業
【40周年記念】 トラディショナル・シアター・トレーニング2024(T.T.T. 2024)

芸を知る、学ぶ、磨く・伝統の中に「新しい」を見つける夏。

1984年から続くトラディショナル・シアター・トレーニングは、舞台芸術に携わる人を対象とする伝統芸能トレーニングプログラムです。参加者は約3週間の稽古を重ね、大江能楽堂でその成果を発表します。2024年度の開講コースは能と狂言です。またオプションのコースとして、日本舞踊と小鼓のワークショップも開催します。一流の講師陣の指導のもと、日本の伝統芸能の技能と精神を学ぶ濃密な経験は、自らの知見を深め、新しい身体性や表現のあり方に出会う機会になるでしょう。国籍や居住地は問いません。熱意ある方々の応募をお待ちしております。

Recital(photo:Takuya Oshima)
Training

■日程:2024年7月18日(火)-8月9日(金)

■開講コース
能、狂言
・オプションコース:日本舞踊、小鼓

■講師
能:片山伸吾、大江信行、田茂井廣道
狂言:茂山千之丞、鈴木実、山下守之
日本舞踊:若柳弥生
小鼓:久田陽春子、高橋奈王子

■応募資格
演劇やダンスなど、舞台芸術に関わる表現活動や研究活動を行っている方で、オリエンテーションから発表会までの概ねすべてのスケジュールに参加できる方。また、伝統芸能を積極的に学ぶ意欲のある方。国籍・年齢・性別は問いません。

■定員:各コース8名程度(オプションコースは5名程度)

■応募方法
1)郵送の場合:募集要項の応募用紙を切り取り、必要事項をご記入の上、必要資料を添えて、下記住所まで郵送してください。

<送付先住所>
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 京都芸術センターT.T.T.担当者宛

2)メールの場合:こちらから応募用紙をダウンロードし、必要資料を添えて、下記のメールアドレスまでご応募ください。

<送付先メール> t.t.t@kac.or.jp

<必要資料> 
・応募用紙 
・経歴 
・志望理由書 
〇 学生割引を適用される場合は、学生と証明できるもののコピーも提出ください。

■受講料
能コース/狂言コース  90,000円 
学生料金・リピーター割引  70,000円
オプションコース 日本舞踊、小鼓 15,000円

※能と狂言の両方のコースを受講することはできません。オプションコースの日本舞踊と小鼓についても、両方のワークショップを受講することはできません。
※受講料には、トレーニング参加費、発表会出演費と撮影データ、各分野専用の練習用扇・扇子の代金を含みます。
※扇・扇子が不要の方は受講料から5,000円を割り引きます。
※別途、白足袋、浴衣・帯をご用意ください。購入が必要な場合は購入先を紹介します。

■応募締切
2023年4月30日(火)
応募書類は締め切りを待たずその都度選考し、結果を通知します。定員になり次第、募集を打ち切ります。

■スケジュール 
①オリエンテーション 7月18日(木)14:00
カリキュラムについての説明や、それぞれのコースが、どのような稽古内容になるか把握します。

②稽古
7月19日(金)-8月8日(木)
各コースに分かれて各コース15回程度の稽古を行います。演目の習得だけではなく、稽古を通じて伝統芸能の持つ精神性を体感することも狙いの一つです。

※期間中に数日の休みがあります。
※演目は、受講生の適性や意向を踏まえ、講師が決定します。
※オプションとして開催する日本舞踊と小鼓のワークショップも、上記期間に開催します。

③発表会 
能舞台でトレーニングの成果を発表します。
日時:8月9日(金)16:00開演(予定)
会場:大江能楽堂(京都市中京区)

■運営
40周年記念ディレクター:ジョナ・サルズ
アシスタント・ディレクター:ジェーン・トレーナー

基本情報

日時

2024年7月18日(木)~2024年8月9日(金)

料金 有料
会場 京都芸術センター 大江能楽堂

プロフィール

片山伸吾Katayama Shingo

1968年生まれ。父慶次郎及び人間国宝・片山幽雪に稽古を受け3歳で初舞台。「花習塾」を主宰し、「紬の会」など日本人の日本への興味の底上げを図ったり、「わたつみ」「眞名井原」といった復曲能を手がけたり、様々な形で古典芸能全般を伝える活動を続ける。

大江信行Ôe Nobuyuki

1976年生まれ。能楽師観世流シテ方・京都観世会理事。父大江家七代又三郎及び人間国宝・片山幽雪に師事。3歳で仕舞「老松」にて初舞台。奈良女子大学能楽部指導ほか、大江能楽堂にて小・中・高校生などを対象に能入門講座を開講するなど、能楽の普及に努めている。平成30年度京都市芸術新人賞受賞。

田茂井廣道Tamoi Hiromichi

1970年生まれ。田茂井廣和の長男。13世林喜右衛門に師事。3歳で初舞台。海外公演の参加多数あり。子供から大人まで、様々な世代へのレクチャーを行うなど、多方面から能楽の普及に努めている。

茂山千之丞Shigeyama Sennojō

1983年生まれ。茂山あきらの長男で、父及び祖父二世茂山千之丞に師事。3歳で初舞台。また、同年狂言『以呂波』にて初シテを勤める。2006年5月に「釣狐」を披く。アメリカンスクールに通っていたこともあり、英語が堪能なバイリンガル狂言師である。2018年12月に三世茂山千之丞を襲名。 2019年第37回京都府文化賞奨励賞受賞。

鈴木実Suzuki Minoru

1978年生まれ。東京都出身。2006年に茂山千三郎に入門。大学在籍中より演劇活動を始め、関東を中心に役者・モデルとして活動。2006年にインド・ニューデリー日本文化センター開所式典記念公演に参加「棒縛り」にて初舞台。2007年京都能楽養成会に入会。2011年同門若手と「狂言五笑会」を発会。2021年より茂山七五三に師事。

山下守之Yamashita Moriyuki

1976年生まれ。鹿児島県出身。2001年、茂山正邦(現 千五郎)との出会いから十三世茂山千五郎(五世千作)に入門、師事を受ける。2002年、郷里鹿児島に帰郷。地元で狂言ワークショップ等、普及活動に努める。2008年、プロとしての再出発を決意、十三世茂山千五郎(五世千作)に再入門、師事。。2011年同門若手と「狂言五笑会」を発会。

若柳弥生Wakayagi Yayoi

母である故・若柳金彌に2歳から指導を受ける。1985年より、若柳弥生を名のる。2014年より、若柳流四世家元・若柳壽延の門下となり、師事している。「かなめ会」を主催し、日本舞踊教室を開き、後進の指導と日本舞踊の発展に努めている。

久田陽春子Hisada Yasuko

大倉流16世宗家・大倉源次郎師および父・久田舜一郎に師事。1985年大阪能楽養成会入会、卒業ののち能「乱」「石橋」を披く。 2005年能「道成寺」にて大阪舞台芸術新人賞を受賞。2010年自主公演「幸祐・陽春子 能の会」にて能「安宅」を披く。能楽の普及および伝統芸能である能楽を守り後世に伝えていくための活動にも力を注いでいる。

高橋奈王子Takahashi Naoko

久田舜一郎に師事。大阪能楽養成会卒業、2004年「猩々乱」を披く、2009年「石橋」を披く。師の久田舜一郎、久田陽春子とともに社中会「松月会」を指導。その他各地で教室を開講、文化教室の講師なども務める。

ジョナ・サルズ(40周年記念ディレクター) Jonah Salz

1984年にT.T.T.を創始。茂山あきらと共に能法劇団主宰。1981年から能法劇団の演出家として40本の制作してきた。能狂言の技法と精神を用い、西洋の戯曲やオリジナルの戯曲を解釈している。1996年から2024年まで龍谷大学国際学部の創設メンバーとして、日本の伝統芸能と比較演劇を講義。主な著書にAsian Theatre Journal」の狂言特集号(2007年)を共編集し『A History of Japanese Theatre』(Cambridge, 2016)の編集担当を務めた。

ジェーン・トレーナー(アシスタントディレクター)Jane Traynor

ハワイ大学マノア校演劇舞踊学部博士課程在籍中。専門は日本演劇。狂言における鬼の描写と、日本の伝統芸能の継承と新たな展開について研究している。これまで、T.T.Tには3度参加。2024年度は新しい役割で日本の伝統芸能をより身近なものにするサポートを行う。

クレジット

主催:京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
共催:独立行政法人国際交流基金京都支部【発表会会場使用料提供】

問合せ先

京都芸術センターT.T.T.担当
Email t.t.t@kac.or.jp
TEL 075-213-1000