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KACパートナーシップ・プログラム2024 バストリオ公演『Holy cow/わたしたちは一度しかない』
- ジャンル
- 演劇
- カテゴリー
- その他/公演
- 開催日時
- 2024年11月2日(土)~2024年11月4日(月)
- 会場
-
京都芸術センター フリースペース(南館1階)
- 料金・その他
- 有料
※予約あり
- 事業区分
- 共催事業
目の前に土地があった。誰のものでもない土地だった。牛がそこにいた、牛はどこにでもいた、牛は眠っていた、牛はわたしたちのことを救うと言った、牛は死んだ、牛は驚いた、牛は神様だった。神様は七人いた。神様は一人だった。人間は自分が生まれた土地で自分が信じるものを見つけて生きた。信じるものは曖昧だし透明だ。牛は後ろを向いた。土地から去っていった。このことを誰かに伝えなければいけないと人間は口にした。忘れてしまわないように覚えておくためにすべて同時に現れた。人間はこの生をたった一度しか生きることが出来ない。地獄のような出来事がどこかで起こる。破壊と再生。人間はしぶとい。そしてあっけない。私たちの目の前には風景があった。また牛がいた。神様がいた。見たことがない私たちがいた。神様はまたいなくなって遠くから音楽が聴こえてきた。私たちの音楽は神様にも牛にも聴こえていた。奇跡は一度だけしか起きない。私たちはたった一度だけの出来事のことを考えることにした。眠る前に。
バストリオは2024年11月2日から4日にかけて、京都芸術センター フリースペースにて新作『Holy cow/わたしたちは一度しかない』を上演します。
本作は、沖縄県にある高江・辺野古という地域との出会いを通して創作した『わたしたちのことを知っているものはいない』(2016)の続編。今回は、京都という土地にフォーカスすることからさまざまな出会いをもとに創作します。
ある場所に流れた時間は歴史として、ある場所に降り積もった言葉は文化として、わたしたちの身体に流れ込みます。「沈黙」と共に雄弁になったその身体、発露することでしか混ざり合わない個の姿。黙ってることなどできなくなったわたしたちは、名付けようもないたったひとつの生命(いのち)として、一度だけのこれを握って立っていた。
ある土地で今を生きている人間たちと、そこに流れ続けている歴史・文化・時間に光を当てることから、一人の人間が辿ってきた「運動」をまったく関係ないと思われるものと共に街へと反射させるライブパフォーマンス作品です。
<日時>
2024年
11月2日(土)19:30~★(ゲスト:倉田翠氏)
11月3日(日)13:00~
11月3日(日)17:00~★(出演者によるトーク)
11月4日(月・祝)13:00〜
*全公演、受付開始・開場は開演の30分前
★=アフタートーク
<料金>
一般:予約 3,000円・当日券 3,500円
大学生以下:予約 2,500円・当日券 3,000円
14歳以下:無料
チケットに関するお問い合わせはこちらから
→Holy cow/わたしたちは一度しかない(京都公演) | Peatix
*全席自由席
*当日精算(現金のみ)
*0歳のお子様からご覧いただけます
<会場>
京都芸術センター フリースペース(南館1階)
Googleマップ
<特設サイト>
Holy cow/わたしたちは一度しかない – バストリオ
<関連イベント>
トークイベント『太田省吾と京都の街ですれ違う』/ワークショップ『あなたが歩いてるんが見える?』
『Holy cow/わたしたちは一度しかない』の上演に向けた関連企画として、トークイベントとワークショップを開催します!
『太田省吾と京都の街ですれ違う』では、劇作家・演出家である太田省吾と生前会ったりすれ違った人たちが集まり、彼にまつわる記憶からその姿を追うトークイベントを行います。『あなたが歩いてるんが見える?』では、参加者のみなさんと京都の街を散策することから、路地に眠る言葉を掘り起こすようにシーンを立ち上げるワークショップを行います。公演と合わせて、ぜひご参加ください。
<日時>
2024年
トークイベント:10月12日(土)18:00~19:30
ワークショップ:10月13日(日)13:00~19:00
*全公演、受付開始・開場は開演の30分前
<料金>
トークイベント:投げ銭
ワークショップ:2,000円
ご予約はこちらから
https://forms.gle/UJkLeQ1P6fow3Cye8
<会場>
京都芸術センター ミーティングルーム2(南館3階)
<特設サイト>
トークイベント『太田省吾と京都の街ですれ違う』/ワークショップ『あなたが歩いてるんが見える?』
<関連サイト>
バストリオHP
バストリオinstagram
バストリオX
<お問い合わせ>
バストリオ
mail: info@busstrio.com
tel: 090-9984-6635
京都芸術センター
tel:075-213-1000
主催・企画:バストリオ
共催:京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)「KACパートナーシップ・プログラム2024」
基本情報
日時 |
2024年11月2日(土)~2024年11月4日(月) (公演)2024年 11月2日(土)19:30~ 11月3日(日)13:00~/17:00~ 11月4日(月・祝)13:00〜 *全公演、受付開始・開場は開演の30分前 |
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料金 |
一般:予約 3,000円・当日券 3,500円 大学生以下:予約 2,500円・当日券 3,000円 14歳以下:無料 |
申込方法 | Peatixにてチケットの予約を受け付けています。 精算は当日に会場で行います。 |
関連リンク | |
会場 |
京都芸術センター フリースペース(南館1階) |
プロフィール
バストリオパフォーミングアーツコレクティブ
パフォーマンス作品を制作するコレクティブ。2010年立ち上げ。メンバーは今野裕一郎(主宰/演出家/映画監督)、橋本和加子(パフォーマー/制作)、黒木麻衣(ペインター)、坂藤加菜(パフォーマー)、中條玲(パフォーマー/制作)。
生きていく中で出会うビビットな瞬間を、参加メンバーと共有することで多視点的に捉え直し、“個人”と“他”の関係性を自覚的に扱った小さなシーンへと立ち上げるクリエイションを行う。上演は様々なメディア(音/光/身体/テキスト/小道具/映像/演劇)を用いることで断片的な時間を構成し、いくつもの行為・出来事・モチーフをバラバラのまま配置する。現実世界と同じように偶然隣り合った存在たちのあいだで、意味の重なりとズレを何度も引き起こすことによって、“名付けようのない生”を描き出す。上演に帯びる独自のグルーブは音楽的と評価され、存在そのものを肯定するような祝祭的な時間は、観客の想像力を喚起し世界を捉える視点に奥行きをもたらす。
2016年初演の『黒と白と幽霊たち』が2018年度金沢21世紀美術館芸術交流共催事業「&21」に採択。同作は、初演より継続して全国ツアーを行っており、これまでに15都市で上演した。2019年には吉祥寺シアターに招聘され、地域創造プロジェクトとして『オープン・グラインドハウス』を実施。2022年より知床で開催の「葦の芸術原野祭」において実行委員を務め、2023年には土地に根ざしたパフォーマンス作品『葦の波 part1』を制作。そのほかドキュメンタリー映画の制作、東京都足立区で演劇を用いた教育活動の一環として行った小学生対象のワークショップ「こどもえんげき部」などそのジャンルレスな活動は多岐にわたる。
クレジット
演出 今野裕一郎
出演
黒木麻衣
坂藤加菜
佐藤駿
スカンク/SKANK
中條玲
橋本和加子
本藤美咲
音楽 高良真剣
音響 スカンク/SKANK
宣伝美術
嵯峨ふみか(デザイン)
黒木麻衣(イラスト)
制作協力 豊山佳美
制作
橋本和加子
中條玲
主催・企画 バストリオ
共催
京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
「KACパートナーシップ・プログラム2024」
問合せ先
mail: info@busstrio.com
tel: 090-9984-6635