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イベント終了

現代音楽アンサンブル ロゼッタ結成公演「未知の空間」

ジャンル
その他
カテゴリー
その他
開催日時
2018年2月12日(月)
会場
京都芸術センター 講堂
料金・その他
有料
事業区分
主催事業
現代音楽アンサンブル ロゼッタ結成公演「未知の空間」

現代音楽アンサンブルロゼッタによる新曲公募公演

KAC TRIAL PROJECT / Co-Program 2017
カテゴリーA「共同制作」採択企画

2 名の作曲家が本公演のために書きおろした新曲と、国内外から応募のあった 90 余りの作品の中から選出した 7 作品を初演します。

本公演は、「コンサートホール」で行われるコンサートではなく、「未知の空間」で表現される音楽公演です。作曲家の作品への思い。演奏家の音楽表現に対する考え。楽譜というメディアを通して行われる作曲家と演奏家のコミュニケーション。音楽作品の裏に潜む、これらの「未知」を織り交ぜた空間で、ロゼッタという新時代のアンサンブルの音楽表現をお楽しみください。

日時
2018年2月12日(月・祝)
開演 17:00
開場 16:45
会場
京都芸術センター 講堂
プログラム
委嘱作品
Assemblage / Bricolage No.02 または 去勢と語り / 池田 萠
砂紋 / 中堀 海都

公募作品
Towards a Harmonious World II (編成: サクソフォン、2台のギター、2台のマンドリン、左手のピアノ)
作曲: Chris Hung (香港)

If Only . . . (編成: サクソフォン、マンドリン、ギター、左手のピアノ)
作曲: Moises Camargo Cano (メキシコ)

La Revedere – Sonambuco (編成: 2台のマンドリン、ギター)
作曲: Diego Felipe Gaitán Lozano (コロンビア)

piece for saxophone and left-hand piano 1 “kyoto” (編成: サクソフォン、左手のピアノ)
作曲: Wilson Leywantono (インドネシア)

The Emperor’s Soliloquy (編成: サクソフォン、ギター)
作曲: Austin Yip (香港・イギリス)

FushiMI inari and Sanjusangen-DO 編成: (サクソフォン、左手のピアノ)
作曲: Fabio Luppi (イタリア)

Banned. . . unbound (編成: ギター・デュオ)
作曲: Stephen de Filippo (オーストラリア)

出演
Rosetta Contemporary Ensemble
橋爪 皓佐(ギター)
有馬 圭亮(左手のピアノ)
柴田 高明(マンドリン)
永田 参男(ギター)
日下部 任良(サクソフォン)
佐古 季暢子(マンドリン・マンドラ)
宮坂 直樹(美術)

— Rosetta Contemporary Ensemble —
ロゼッタ (Rosetta Contemporary Ensemble) は、音楽家、美術家によって構成される、新たな形の室内アンアンブルです。これまでの「演奏会」の形をよりやわらかく、よりわかりやすく提示しながら、音楽表現・音楽鑑賞、両面にとってのあらたな空間を作り出していきます。今回の公演に先立ち、国内外に向けて作曲作品の公募を行い、ゲスト作曲家とともに、90 以上の応募作品の中からいくつかの興味深い作品を選出しました。さらに今回公募で選出された作曲家の中から、次年度公演のゲスト作曲家を選ぶなど、次世代の創作との繋がりを作り出すことも目指しています。(ロゼッタ主宰 橋爪皓佐)

スタッフ
企画・美術:Rosetta Contemporary Ensemble
舞台監督:大久保 歩(KWAT)
テクニカルコーディネーター:嶋田 好孝
製作:Rosetta Contemporary Ensemble、京都芸術センター
舞台協力:株式会社サロット

橋爪 皓佐(クラシックギター)

作曲、ギター演奏活動の他、映像作品の制作や、美術家との共作、CD レーベルの運営など、様々な表現活動を行っている。奏者、作曲者両面の観点から、演奏会とは違った、音楽作品をより鑑賞しやすく提示するあらたな方法を模索する中、それを実現するため「ロゼッタ」を組織した。

有馬 圭亮(左手のピアノ)

大学在学中に局所性のジストニアを右手に発症し、左手のために作曲されたピアノ作品の演奏を始める。現在は左手演奏の普及のため、専用の教材制作や音楽教室の運営、ワークショップの開催にも取り組んでいる。また家族での器楽合奏を推進し、鍵盤ハーモニカを使った音楽による地域コミュニティ作り「ケンフィル」に取り組む。

柴田 高明(マンドリン)

マンドリンがクラシックの独奏楽器として広く認知されることを目指し、毎年全国的に開催するリサイタルを初め、室内楽を中心に演奏活動を行う。多くの新作委嘱も含め、バロックから現代までマンドリンの為に書かれた作品を中心に演奏しており、マンドリン独自のレパートリー確立を目指している。

永田 参男(クラシックギター)

吹田市と高槻市にて、最短 90 日間で一曲弾けるようになる練習の方法をベースにした「初心者から始めるクラシックギター教室」を主宰している。多様化する趣味や習い事の中で、クラシックギターという素晴らしい表現力の幅をもったこの楽器が、より多くの人の手に取られ、さらに活気づいてほしいとの信念で日々奔走している。

佐古 季暢子(マンドリン・マンドラ)

マンドリンの新たな可能性を追求し、固定概念を越える音色・表現力の拡幅、レパートリーの拡充と普及を目指している。そしてマンドリン本来の美しさを最大限伝える為、バロックや古典期の作品を積極的に取り上げている。また、マンドリン自体の普及にも努めており、エンターテイメントを重視した演奏会も行っている。

日下部 任良(サクソフォン)

教育者、演奏者として京都を中心に活動するサクソフォン奏者。言語としての音楽表現を念頭に、サクソフォンの古典音楽から現代作品、またバロック音楽の演奏を全国各地で行っている。タラパカ音楽祭およびチリサックスフェストアジア部門芸術顧問。

宮坂 直樹(美術)

認識の方法によって様々に現れる空間の概念を基に、空間構成を研究する。まあ、ヴェルニッサージュのグラスやギャラリーのベンチなど、現代美術におけるデザインを手がける。

中堀 海都(ゲスト作曲家)

武満徹の音楽に感銘を受け、作曲を始める。音楽評論家の Harry Rolnick 氏は「雅楽の静的で霞がかった感覚が作品の中に存在し、中堀氏の欠損の無い楽器の音の混ぜ方によって没入していく落ち着きを聴く者に与える」と評価しており、東洋と西洋の音楽をミックスした、時間感覚を感じさせない作風は、新しい音楽のあり方を提示している。世界各地で作品を発表し、現代音楽に関する講演活動も行っている。ニューヨーク在住。

池田 萠(ゲスト作曲家)

作曲家、ヴォイスパフォーマー。作曲家兼パフォーマーの二人によるデュオ「いまいけぷろじぇくと」、映像作家の丸山達也とのユニット「いいにおいのするハンカチ」として活動。作曲する上での近年の関心は、今そこで音楽が進行すること、舞台に身体が立って演奏することの異常性など。地歌三味線初心者。

主催

Rosetta Contemporary Ensemble、京都芸術センター

URL

Rosetta Contemporary Ensemble
https://rosetta-music.com/ja/

問合せ先

京都芸術センター
TEL 075-213-1000

料金

一般前売 2,500円
学生前売 1,000円
(当日は 500円増)

助成

平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業