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明倫茶会「霞の茶室」で「闘茶」

ジャンル
伝統
カテゴリー
トーク/ワークショップ/公演
開催日時
2013年5月25日(土)
会場
京都芸術センター 和室「明倫」
料金・その他
有料
事業区分
主催事業
明倫茶会「霞の茶室」で「闘茶」

染色家・福本潮子の「霞の茶室」で5感の真剣勝負!

霞の茶室の中に座ると、自然の空間に誘いこまれたようになります。
茶室の藍色は外界を遠いところに押しやり、もやのように白く染め残した
ところだけが現実の霞のようにただようのです。透けた藍染め麻布の横糸
をよろけさせて、私の理想の空間意識を現実化した茶室です。
五感を冴えさせてお茶を飲み分ける勝負を、霞の茶室の中でしていただこうと思います。 
(席主)

藍染の布が四方を囲む「霞の茶室」が、京都芸術センターの和室「明倫」に出現します。
各席で予選を行い、見事本茶を飲み当てた方には「霞の茶室」の中で決勝戦をしていただきます。
自然を感じる「霞の茶室」で真剣勝負に興じてみませんか。

※各席の優勝者には、京うちわ阿以波の特製うちわを差し上げます!

日時
2013年5月25日 (土)
11:00 / 13:00 / 15:00 / 17:00
会場
京都芸術センター 和室「明倫」
席主
福本潮子(染色家)
亭主
笋玉(愚公庵主宰)
協力
愚公庵社中
内容
煎茶
申込締切
5月10日(金)
※ウェブ申し込みは10日中、往復はがきは消印有効
※応募者多数の場合は抽選となります。後日、参加の可否をお知らせします。

福本潮子(ふくもと・しほこ)

1945年大阪生まれ、京都市立美術大学(現京都市立芸術大学)洋画科卒、
卒業後日本の伝統文化を学ぶため龍村織物美術に勤め二代目龍村平蔵に師事、
植物染等を学ぶ。この時をきっかけに作品を藍染めで制作。
日展系に10年所属後退会。以後フリーで国内外で個展や企画展で発表を続ける。
作品制作と平行してきもの帯の制作も手がける。
第25回京都美術文化賞受賞。

パブリックコレクションは国立国際美術館(大阪)、東京国立近代美術館(東京)、
京都国立近代美術館(京都)、金沢21世紀美術館(金沢)、
The Victoria & Albert Museum(ロンドン)、Museum for Arts and Design (ニューヨーク)等

主な出品
(2011年)
ふくもとしほこ きもの帯展(銀座もとじ/東京)
杉本文楽-曾根崎心中 幔幕-霞たなびく特別出品(神奈川芸術劇場/横浜)
(2012年)
  自然布-素材からコンセプトへ(アートコートギャラリー/大阪)

闘茶

鎌倉時代初期、臨済宗の開祖・栄西(1141‐1215)が宋(南宋)から持ち帰った種子や苗木を、高山寺を開山した明恵(1173-1232)が譲り受け、栂尾【とがのお】(京都市右京区)に植えたことが、喫茶普及の契機となったとされています。栂尾産の茶は、最高級とされ、それ以外の茶と区別され「本茶」と呼ばれていました。そこから、「本茶」とそれ以外の「非茶」を飲み分ける遊び“闘茶”が始まりました。南北朝時代には、遊戯的な傾向が強くなり、派手で享楽的な賭け事として流行しましたが、室町幕府によって禁止されたことで衰退し表舞台から姿を消します。ただその後も歌舞伎者らによって歌舞伎茶(茶歌舞伎)として愛好され続けていました。江戸時代には、茶の湯の稽古法を記した『千家七事式』の中でも、闘茶の様式を取り入れた3種類の茶を飲み当てるかたちで行われる「茶カフキ」が紹介されています。その後幕末から明治初期にかけては、煎茶が大流行し、煎茶を用いた闘茶式が復活しました。これが現在にも伝承される“闘茶”です。

主催

京都芸術センター

問合せ先

TEL 075-213-1000
FAX 075-213-1004
E-mail info@kac.or.jp

料金

各回1000円

WEB予約

お連れ様がいらっしゃる場合は、全員分の氏名を備考欄に明記してください。
また、参加希望時間も忘れずにお書きください。