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建築Symposion-日独仏の若手建築家による-

ジャンル
美術
カテゴリー
展覧会
開催日時
2017年8月26日(土)~2017年9月3日(日)
会場
京都芸術センター グラウンド
料金・その他
無料
事業区分
主催事業
建築Symposion-日独仏の若手建築家による-
建築Symposion-日独仏の若手建築家による-
建築Symposion-日独仏の若手建築家による-

かげろう集落〜日独仏6組の若手建築家による、9日間だけの仮設空間

「かげろう集落〜日独仏の建築家が提案する小さな公共空間群」

 真夏の京都、一週間だけ新しい公共の風景をかたどる集落が出現する。これは日本、ドイツ、フランスに拠点を置く6組の建築家が討議し、いつもと違う空間の使い方を実験的に提案するプロジェクトだ。いずれも木材を使い、ときには日本の歴史的な空間を参照し、あるいは異国ならではの視点を組み込み、小さなパヴィリオンをつくる。はかない蜉蝣/陽炎の集落は、われわれを固定観念から解放し、空間を自由に考える契機となるだろう。(五十嵐太郎)

【展示作品】
ドットアーキテクツ:「町家の滑り屋根」「散水塔」
加藤比呂史:「人々をこの場所を織りこむ、落書き」
島田陽:「屋根すべり廊下で昼寝」
スヴェン・プファイファー:「危ない遊び場」
ルードヴィヒ・ハイムバッハ:「形のない悦楽のフロート」
セバスチャン・マルティネス・バラ/バンジャマン・ラフォール:「フォリー、ウェルカミング・ルーフ」

【プロジェクト概要】
京都芸術センターは、明治2年(1869年)に開校した下京第三番組小学校(後、明倫小学校)が閉校した後、平成12年(2000年)に開設しました。かつて小学校の校庭として使用されていたグラウンドは、現在も盆踊りや運動会などを開催し、地域の憩いの場として活用しています。

今回のプロジェクトでは、小学校時代から歴史を重ねてきたグラウンドに新しい空間や記憶、状況を創出することを試みます。設計を担当するのは、建築以外の分野の人たちとの協働や公共空間の設計など、異なる背景や強みを持つ日独仏の新進気鋭の若手建築家6組。彼らの作品群が創り出す仮設の空間は、グラウンドにどのような記憶を残すのでしょうか。

日時
2017年8月26日(土)-9月3日(日)
10:00-20:00
会場
京都芸術センター グラウンド
関連企画
8月26日(土)18:30-20:00 トーク➀
出演:五十嵐太郎 進行:高橋悟(京都市立芸術大学理事・構想設計専攻教授)
8月27日(日)16:00-20:00 オープニングパーティー
出演:ドットアーキテクツ、地元の皆さんほか
8月28日(月)18:30-20:00 トーク②
出演:スヴェン・プファイファー、ルードヴィヒ・ハイムバッハほか

イベント詳細は特設ウェブサイトをご覧ください。

監修:五十嵐太郎

1967年生まれ。建築史・建築批評家、東北大学教授。あいちトリエンナーレ2013芸術監督、第11回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館コミッショナー、「戦後日本住宅伝説」展監修、「3.11以後の建築展」ゲストキュレーター。この秋、スパイラルにて「窓学」10周年記念展監修。

マスターアーキテクト:ドットアーキテクツ

家成俊勝、赤代武志により設立された建築家ユニット。大阪・北加賀屋にて、分野にとらわれない人々や組織が集まる「もうひとつの社会を実践するための協働スタジオ」コーポ北加賀屋を拠点に活動。現在のメンバーは家成俊勝、赤代武志、土井亘、寺田英史、宮地敬子、池田藍の6名。

加藤比呂史

1981年生まれ。2004年武蔵工業大学(現・東京都市大学)卒業後、藤本壮介建築設計事務所に勤務。2010年よりデンマーク、コペンハーゲンに渡りCOBE、 KATOxVictoria、Rambøll、 Tredje Naturなどで主にヨーロッパでの建築設計、公共空間のコンセプトディベロップメントに従事。

島田陽

1972年生まれ。1997年京都市立芸術大学大学院修了後、タトアーキテクツ/島田陽建築設計事務所設立。LIXILデザインコンテスト2012金賞、第29回吉岡賞、日本建築設計学会賞大賞(2016)、House of the Year Award @ AIA Brisbane Regional Awards(2016)受賞。

スヴェン・プファイファー

1972年生まれ。これまで、NOX(ロッテルダム)、KSMS(ベルリン)などの設計事務所に勤務。2010年、建築と芸術のための設計事務所SPARCを設立。ベルリン工科大学デジタル建築プロダクション学科長・教授。2014年秋、ヴィラ鴨川にレジデンス滞在した。

ルードヴィヒ・ハイムバッハ

1971年生まれ。ベルリン工科大学とウィーン応用美術大学で建築を学び、2004年に自身の建築事務所を設立。自身の作品は第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2010年)をはじめ、数々の出版物でも紹介されている。2016年春、ヴィラ鴨川にレジデンス滞在した。

セバスチャン・マルティネス・バラ/バンジャマン・ラフォール

フランス出身。2016年、ペイザジスト新人賞受賞。2014年、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展にてベルギー館のキュレーターを務める。現在、ヴィラノアイユにて、建築のアソシエイトキュレーターを務める。2016年度、ヴィラ九条山にレジデンス滞在した。

主催

京都市、京都芸術センター、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川、アンスティチュ・フランセ関西、ヴィラ九条山

協力:株式会社平沼孝啓建築研究所、ベタンクール・シューラー財団

問合せ先

京都芸術センター
TEL:075-213-1000

料金

無料、事前予約不要