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京都芸術センター20周年記念事業 てんとうむしプロジェクト06 展覧会「つながりの方程式」

ジャンル
美術
カテゴリー
展覧会
開催日時
2020年3月1日(日)~2020年4月5日(日)
会場
京都芸術センター ギャラリー北・南
料金・その他
無料
事業区分
主催事業
京都芸術センター20周年記念事業 てんとうむしプロジェクト06 展覧会「つながりの方程式」
京都芸術センター20周年記念事業 てんとうむしプロジェクト06 展覧会「つながりの方程式」
前田耕平《Love Noise》2019 (撮影:顧剣亨)
京都芸術センター20周年記念事業 てんとうむしプロジェクト06 展覧会「つながりの方程式」
タオ・フイ《Hello, Finalle!》2017 (撮影:顧剣亨)
京都芸術センター20周年記念事業 てんとうむしプロジェクト06 展覧会「つながりの方程式」
タオ・フイ(陶輝)(撮影:Mark Poucher)
京都芸術センター20周年記念事業 てんとうむしプロジェクト06 展覧会「つながりの方程式」
前田耕平 (撮影:Tatsuki Katayama)

前田耕平とタオ・フイによる展覧会

京都芸術センター20周年記念事業第一弾として、2人のアーティスト、タオ・フイ(陶輝)と前田耕平による展覧会を開催しています。

本展の企画にあたり、京都芸術センターのボランティアスタッフにこの10年間で最も印象的な展覧会を挙げてもらうアンケートを実施しました。最も回答が多かった「東アジア文化都市2017京都『アジア回廊現代美術展』」という結果が示唆するように、この20年は社会的にも文化的にも「アジア」に多くの関心が集まる20年でした。「つながりの方程式」展では、東アジアの作家2人を通して、情報とヒトの往来の中で表現される多角的な視点を見ようとすることを目指します。

両作家は映像、ドローイング、テキストなど多様な手法を用いて、記憶や経験、イメージの間から作品を制作しています。タオ・フイは2017年に京都で滞在制作した作品《Hello, Finale!》を展示します。ランダムに流れる9チャンネルの映像は何らかの終結が共通テーマとなっています。各映像の終わりは途切れ、一つ一つの物語には明確なつながりをもたず、見る者の記憶や経験にそれらをゆだねていきます。一方、前田耕平は2018年にタイのチェンマイで、2019年にはオーストラリア、シドニーでの滞在制作を行い、世界各地での探求の旅を続けています。今回は様々な都市の人たちの愛の声を採集し、その形を探ろうとする「Love Noise」プロジェクトの京都バージョンに取り組みます。目の前の映像や物語から記憶を探り当て、つながったかと思うと、またすぐに見失うような、掴めそうで掴めない連想ゲームの中で、新たなつながりがいくつも生まれてくるかもしれません。

【展覧会の批評を公開しました】
細馬宏通(人間行動学者、早稲田大学文学学術院教授)評

はが みちこ(アートメディエーター)評

日時
2020年3月1日(日)-4月5日(日)
10:00~20:00 (会期中無休)
会場
京都芸術センター ギャラリー北・南
関連企画
【アーティストトーク】
日時:3月1日(日)13:00~14:00
会場:京都芸術センター 
※新型コロナウィルス感染症の影響で、タオ・フイさんの来日が難しくなりました。これにより、下記のアーティストトークは中止になりました。展示は予定通り開催しています。
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【クロージングトーク】
2020年4月4日(土)タオ・フイと前田耕平がビデオ電話でクロージングトークを実施しました。トークの様子をYoutubeで配信中

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【前田耕平「Loveブース」】
作品について、作家の前田と来館者が話しをするブースです。

オープン:会期中の土・日
3月7日、8日、14日、15日、21日、22日、28日、29日、
4月4日、5日

時間:13:00~16:00頃
場所:ギャラリー北付近

てんとうむしプロジェクト
2010年に京都芸術センター開設10周年企画としてはじまった、京都芸術センターのボランティアスタッフとともに企画、また運営していくプログラムです。第6弾となる今回は、過去10年に実施した(京都芸術センター主催の)展覧会について意見を集め、企画の参考にしました。
(名称は10周年にちなんで、「てん(ten)」、「とう(十)」、「むし(6む+4し」と全て数字の10に関連しています。

タオ・フイ(陶輝)

1987年雲陽県(中国)生まれ、北京在住。四川美術学院修了。1980年代の中国での急激なテレビ普及の時代に、山村で生まれ育ったタオは、都市と農村をつなぐツールとしてのテレビに興味を持つ。大衆文化やアイデンティティをテーマに、記憶や伝説、巷話と現実の世界を織り交ぜた作品を発表している。アーティスト・イン・レジデンスプログラム2017:京都芸術センター×A4 ART MUSEUM(中国・成都)参加アーティスト。「第19回ビデオブラジル」グランプリを獲得。《Hello, Finale!》でHUGO BOSSアジア・アートアワード2017のファイナリストに選出される。

前田耕平(まえだ こうへい)

1991年和歌山県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科構想設計専攻修了。人や自然、物事との関係や距離に興味を向け、自身の体験を手がかりに、映像やパフォーマンスなど様々なアプローチによる探求の旅を続けている。近年の活動に、南方熊楠の哲学思想を追った「まんだらぼ」プロジェクトや、タイにナマズを探しに行く「パンガシアノドン ギガス」などがある。アーティスト・イン・レジデンスプログラム2019:京都芸術センター×ARTSPACE(オーストラリア・シドニー)参加アーティスト。
六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019にて神戸市長賞を受賞。
ウェブサイト

主催

京都芸術センター

URL

https://www.kac.or.jp/

問合せ先

京都芸術センター

機材協力

株式会社タケナカ