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イベント終了

トーク・イベント「IMITATORS」

ジャンル
美術
カテゴリー
トーク
開催日時
2014年8月9日(土)
会場
京都芸術センター 和室「明倫」
料金・その他
無料
事業区分
主催事業
トーク・イベント「IMITATORS」
8月2日(土)から10日(日)にかけて、アイルランドからレジデンス・アーティストとして招いたシアラ・スカンランとマシュー・ネヴィンによる展覧会『IMITATOR』が開催されます。その関連企画としてトークイベントを行います。

「イミテート」すること、つまり誰かを模倣したり、真似したりすることは、オリジナルの二番煎じであるために消極的な印象を与えがちです。しかし、「イミテート」することは、私たちが日常的に経験していることであるばかりか、人間の成長や美術の発展を考えるうえで非常に本質的かつ現代的な問題でもあります。現代とは、ネットやテレビといったメディアを通じて、「イミテート」すべき対象が多様化していると同時に、その「イミテート」されたものが爆発的に広まっていきやすい時代だといえます。また、「イミテート」する対象が他者のみならず自分自身にまで及んでいるということは、昨今の自撮り写真のうちに垣間見ることができます。シアラとマシューによれば、このように「イミテーター」になることが、現代におけるナルシシズムを特徴づけているのだといいます。

今回のトークイベントには、様々な人に扮したセルフポートレートを撮り続けているアーティスト澤田知子さんと、「イミテート」することを通じて固有性やオリジナリティを浮かび上がらせることを目的とした作品を制作する高橋耕平さんをゲストに招き、それぞれの自らの作品についてのお話を交えながら、シアラ&マシューと対談します。

日時
2014年8月9日 (土)
18:00 ~ 19:30
会場
京都芸術センター 和室「明倫」

澤田 知子(さわだ ともこ/アーティスト)

1977年神戸市生まれ。成安造形大学写真クラス研究生を修了、現在は同大学客員教授であり関西学院大学の非常勤講師も勤める。学生の頃よりセルフポートレイトの手法を使い作品を通して内面と外見の関係性をテーマに作品を展開している。デビュー作「ID400」にて2000年度キヤノン写真新世紀特別賞、2004年に木村伊兵衛写真賞、NY国際写真センターThe Twentieth Annual ICP Infinity Award for Young Photographerなど受賞。ニューヨーク、ロサンジェルス、ベルギー、パリ、ウィーンなど世界中で展覧会を開催。出版物は、写真集の他に絵本などもある。2014年度はフランスとカナダで国際写真フェスティバルに出品、ニューヨーク、ロサンジェルス等でグループ展に参加。兵庫県立美術館、京都国立近代美術館のコレクション展でも作品が展示される。秋には6冊目となる新しい写真集もパリで出版予定。

高橋 耕平(たかはし こうへい/美術作家)

1977年京都府生まれ。映像や写真、インタビューやルポによるドキュメントの方法を使い,個人と個人、個人と共同体、 個人史と歴史の相互作用に関心を寄せ制作を行う。主な展覧会に,「作家ドラフト2014 高橋耕平『史と詩と私と』展」(京都芸術センター ギャラリー南、 2014)、高橋耕平 個展「HARADA-san」(Gallery PARC/京都、2013)、「かげうつし – 写映|遷移|伝染」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/京都、2012),「加納俊輔・高橋耕平展『パズルと反芻』”Puzzle & Rumination”」(island MEDIUM, NADiff window gallery, 実家|JIKKA/東京 2012)などがある。他にアートプロジェクトとして「予言と矛盾のアクロバット」に参加(2013〜)。

主催

京都芸術センター

URL

展覧会『IMITATOR』 http://dev.kac-old.bankto.co.jp/events/13695/

問合せ先

京都芸術センター   
TEL:075-213-1000
FAX:075-213-1004
E-mail info@kac.or.jp

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