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タデウシュ・カントル生誕100周年記念事業「死の劇場-カントルへのオマージュ」パフォーマンス企画 石橋義正新作舞台公演『ZERO ZONE 人工知能は陸橋で積み木をつむデスか』

ジャンル
その他/ダンス/演劇/美術
カテゴリー
その他/トーク/レクチャー/公演/展覧会
開催日時
2015年10月12日(月)~2015年10月18日(日)
会場
京都芸術センター 講堂
料金・その他
有料
事業区分
共催事業
タデウシュ・カントル生誕100周年記念事業「死の劇場-カントルへのオマージュ」パフォーマンス企画 石橋義正新作舞台公演『ZERO ZONE 人工知能は陸橋で積み木をつむデスか』
宣伝美術:松本久木

『オー!マイキー』『ミロクローゼ』の石橋義正が「禅」をテーマに挑む舞台実験空間。

「禅」がテーマ。なのに過激な娯楽性!?  ブラックでセンセーショナル。なのにユーモラス!
女優、ダンサー、シンガー、僧侶など異才が集結!
個々の非日常な回路・ZONE(空)はここに開かれるのか?!

観客はまずナビゲーターの誘導によって座禅を組む。座禅を開始して数分後、心はまだ「空」には当然到達し得ない状況の中(通常、少なくとも40分以上続けないとそういった感覚は起こらないものと思われるが)で、その状況を壊すアクシデントが起こり、夢ともとれるステージが無常に始まる。会場に配置された少し高い位置にある3つのステージに様々な苦悩を抱えた人物たちが連鎖的に登場し、自我から抜け出せずに苦しむ姿があらわに描かれていく。愛を暴力でしか確かめられない男女、業に囚われ思い通りにならない怒りを歌にして吐き出す傲慢な中年男、己にまとわりつく服を力一杯必死に破り脱ぎすてようとする若い女性、昔の恋人だったらしき男の人形を愛し続け呪い続ける狂女、星空に憧れを持ち、陸橋の上で積み木を積み続けては破壊する人工知能。―――爆音と眩い光が、激しい人の情と業として撒き散らされる。これらの世俗のシャワーに触れた後、さらにもう一度観客には座禅を組んでもらい、今、目の前で見たものをまずあえてすっかり忘れ去って頂く。頭の中に残った記憶を消し去る行為の中で、観客が何を感じ、考えてしまうだろうか。自分の人生に照らし合わすのだろうか。ただシーンを反復するのか。あっさりと記憶を捨て去るのだろうか。

構成・演出:石橋義正
出演:寺 美波(俳優)、素我螺部・藤井b泉(ダンサー)、 素我螺部・宮原由紀夫(ダンサー)、皆川まゆむ(ダンサー)、 山中雅博(テノール)、天根静也(僧侶)

日時
10月17日(土)-10月18日(日)
10月17日(土)19:00開演
10月18日(日)14:00開演/17:00開演

※開場:開演の30分前。受付開始:開演の45分前
※17日(土)の回はアフタートークあり

会場
京都芸術センター 講堂
関連企画「オー!マイキースペシャルセレクション2015上映&トーク」
対談:石橋義正×橋本裕介(KYOTO EXPERIMENTプログラムディレクター)
日時:10月12日(月・祝)
   19:00~20:30
会場:京都芸術センター 大広間
入場無料
その他
京都芸術センターにて開催の「タデウシュ・カントル生誕100周年記念事業「死の劇場-カントルへのオマージュ」シンポジウムPart1「カントルの受容とその今日的継承」」については以下よりご覧いただけます。
http://dev.kac-old.bankto.co.jp/events/16944/

※全体プログラムについては京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA (アクア)WEBサイトをご確認ください。

石橋義正 Ishibashi Yoshimasa

京都市立芸術大学大学院修了。映画監督、演出家、映像作家として、映像作品やパフォーマンスなど幅広い分野で活動。マネキン家族のドラマ『オー!マイキー』がベルリン国際映画祭に招待されるなど国内外で高い評価を得る。とりわけ人間の身体とマネキンとが石橋の作品において接近する様や、テンポの早くユーモラスな表現とは、カントル的な表現の現代的継承の優れた一例である。劇映画『狂わせたいの』日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞受賞(1997)。TVシリーズ『バミリオン・プレジャー・ナイト』製作・監督(2000)。「キュピキュピ」を主宰し、テート・モダン(ロンドン)、パレ・ド・トーキョー(パリ)、ニューヨー近代美術館MOMAなど国内外の美術館で展示やパフォーマンスを行う。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で個展(2010)。パフォーマンス「伝統芸能バリアブル」(春秋座)では、女性たちによる古典芸能のステージに3D映像を使用して話題を呼んだ(2011)。PARASOPHIAでは新作『憧れのボディ/bodhi』を発表(2015)。常に最新のテクノロジー取り入れた実験的な映像、計算し尽くされた空間構成、美術、音楽、衣裳、ヘアメイク、特殊メイクと細部に至るまで、独自の美意識溢れる斬新かつ緻密な表現手法は、唯一無二である。

主催

京都市立芸術大学、有限会社石橋プロダクション

共催

京都芸術センター、ポーランド広報文化センター、Culture.pl

助成:平成27年度文化庁「優れた現代美術の海外発信促進事業」、公益財団法人ポーラ美術振興財団、公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団、公益財団法人花王芸術・科学財団、公益財団法人朝日新聞文化財団

協力:クリコテカ、タデウシュ・カントル財団、フォクサル画廊、シアターX(カイ)、MEM、フォクサル・ギャラリー財団、KYOTO EXPERIMENT、テラヤマ・ワールド、<地球との対話>プロジェクト21、多摩美術大学

後援:駐日ポーランド共和国大使館、日本ポーランド協会関西センター、NPO法人フォーラム・ポーランド組織委員会

URL

http://goo.gl/jFlvOA

問合せ先

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA (アクア)
TEL: 075-253-1509
WEB:http://gallery.kcua.ac.jp

料金

3,000円(一般)/25歳以下2,500円
※全席自由席(チケットは整理番号付)
※未就学児はご入場いただけません。
※25歳以下チケットは、公演当日受付にて要確認証提示。
※チケット詳細は京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA (アクア)WEBサイトをご覧ください。

チケット/申し込み

チケット取扱:カンフェティ(http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=30704&)

近日販売開始:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
京都芸術センター(窓口のみ、10:00-20:00)