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イベント終了

アーティスト・トーク -Kim Jeawon

ジャンル
美術
カテゴリー
その他
開催日時
2018年1月8日(月)
会場
京都芸術センター ミーティングルーム2
料金・その他
無料
事業区分
主催事業
アーティスト・トーク -Kim Jeawon
Kim Jeawon《Unfamiliarity of Intimacy》2016
アーティスト・トーク -Kim Jeawon
Kim Jeawon《The Dried-up Well》2016
アーティスト・トーク -Kim Jeawon
Kim Jeawon《The Dried-up Well》2016
アーティスト・トーク -Kim Jeawon
Kim Jeawon《The Third Space 01》2015
アーティスト・トーク -Kim Jeawon
Kim Jeawon -Collage
アーティスト・トーク -Kim Jeawon
Kim Jeawon -Collage
アーティスト・トーク -Kim Jeawon
アーティスト・トーク -Kim Jeawon

近代史における韓国と日本の交わりについて、建築に焦点を当てリサーチを行うキム・ジェウォンの制作活動を紹介するトークイベント

一部内容を変更して実施いたします。ご理解賜りますようお願いいたします。
※都合により鎌田友介氏は欠席となりました。

アーティスト・イン・レジデンスプログラム2017
公募プログラム ビジュアル・アーツ部門

 韓国北西部の港湾都市クンサン。キムの故郷であるこの街は、日本による統治時代の建造物が多く保存される歴史的区域です。幼少期から慣れ親しんだこの風景が、自身の創作に対する感性と強く結びついていると彼女は言います。韓国という土地に建つ「日本建築」が、私たちが街で目にする「外国風」の建物とは異なる意味を持つことは自明です。しかしキムのアーティストとしての実践は、建物における歴史的背景を丹念に調べながらも、史実を直接伝えるための手法を軽やかに回避します。繊細なコラージュによって、場所に遺された記憶や気配を詩的に描くインスタレーション作品を多数発表しており、凝り固まった認識が緩やかに解体される心地よさが感じられます。

 今回のアーティスト・トークでは、キムが近年取り組んだプロジェクトを紹介しながら、京都で過ごす2ヶ月間のリサーチプランについて話します。ゲストにアーティストの鎌田友介氏を招き、彼の作品のために二人が韓国で協働したリサーチから、キムの関心を明らかにしていきます。そこでは、日本から韓国へ移住し、統治時代の民家の歴史を語り伝える活動をしている女性へのインタビューを行うなど、よりプライベートな領域へ焦点が当てられています。彼女が京都滞在によって得る視点から、私たちが何を感じ取り、見出すのか期待が高まります。

 キムが言う「(戦争を経験していない)私たち若い世代がしなければならないこと」とは、何かの物差しで事実を明らかにし、境界線を引き直すことではありません。そもそも境界とは、決してはっきりと目に見えるものではなく、もっとグラデーションがかった状況で立ち現れるものではないでしょうか。「私」と「あなた」を分ち難くするその線は、現実における他者への想像力を強く喚起させると同時に、決して明快な回答にはたどり着けないかもしれません。国と国、人と人との関わり、ミクロとマクロの視点がオーバーラップし、膨大な過去が私たちが生きる今日へと接続される。当たり前のことかもしれませんが、「今」を生きる私たちとして歴史を再考するこの機会に、どうぞご期待ください。

日時
2018年1月8日 (月)
17:00-18:30
会場
京都芸術センター ミーティングルーム2
登壇
キム・ジェウォン ※逐次通訳あり
料金
無料
定員
40名(先着順/要事前申込)
アーティスト・イン・レジデンスプログラム2017
京都芸術センターのアーティスト・イン・レジデンスプログラムでは、次年度に滞在制作を行うアーティストをビジュアル・アーツ部門とパフォーミング・アーツ部門から隔年で交互に募集しています。昨年度実施したビジュアル・アーツ部門の募集では総計173件の応募があり、韓国・ソウル在住のキム・ジェウォンが選抜されました。

*今年度の詳細はこちらをご覧ください。

Kim Jeawon( キム・ジェウォン)

ビジュアルアーティスト。クンサン(韓国)出身、ソウル(韓国)在住。ニューヨーク・スクール・オブ・ビジュアルアーツ大学院修了。史実と自分自身の記憶を織り交ぜてつくりだす場所を「第三の空間」と捉え、夢想的なインスタレーションを展開する。主な展覧会に、『Your Hand, My Heart』(Gallery Simon、ソウル、2017)、『Nearly Distant』(SVA Flatiron Gallery、ニューヨーク、2014)、『Carry More』日韓交流展(Kepco Art Center Gallery、ソウル、2014)など。2016 年にトーキョーワンダーサイトのリサーチ・レジデンス・プログラムに参加し、向島(東京)で滞在制作を行った。

鎌田友介(かまた・ゆうすけ)

アーティスト。1984年神奈川県生まれ、2013年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。建築史や近代産業史などのリサーチをもとに立体や平面、映像を用いて、複数の視座や次元が交差するインスタレーションとして再構築する作品を制作。近年の主な展覧会に『«Urban Ritornello» The A rchives on Community』(イルミン美術館、韓国、2017)、『Mot サテライト』(東京都現代美術館周辺)、『窓学展』(スパイラルギャラリー、東京、2017)、『カエテミル』(国際芸術センター青森、2017年)、『作家ドラフト2014』(京都芸術センター、2014年)等がある。2017年夏にトーキョーワンダーサイト二国間交流プログラムによりMMCAレジデンシーコヤン(韓国)にて滞在制作。

主催

京都芸術センター

URL

http://jeawonkim.com/

問合せ先

京都芸術センター
TEL: 075-213-1000
FAX: 075-213-1004
E-mail: info@kac.or.jp

助成

平成29年度アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業