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【re:cite】山崎阿弥「声の徴候|声を 声へ 声の 声と」

ジャンル
音楽
カテゴリー
公演
開催日時
2017年1月20日(金)
会場
京都芸術センター 講堂
料金・その他
有料
事業区分
主催事業
【re:cite】山崎阿弥「声の徴候|声を 声へ 声の 声と」
【re:cite】山崎阿弥「声の徴候|声を 声へ 声の 声と」

KAC Performing Arts Program 2016 / Music 風水のこえをきく#2 山崎阿弥「声の徴候|声を 声へ 声の 声と」では、「re:verb」と「re:cite」と題して、2つの異なるフォームの音空間をかたちづくります。

声のアーティストであり美術作家でもある山崎阿弥は、空間に眠るものや、見えない/聞こえないものたちの気配を声によって捉えます。山崎にとって、声とは言葉の意味を伝達する音であるだけでなく、光や色、香り、温度、味といったものと同様に直截に働きかけるものであり、時間を越えて残響するメディウムでもあります。

「声の徴候|声を 声へ 声の 声と」では、「re:verb」と「re:cite」と題して、2つの異なるフォームの音空間を形作ります。声を媒介として空間と人を溶け合わせ、存在や空間の裸型を兆すことを試みます。


「re:cite」では,山崎阿弥(声・歌)・石川高(笙)・森重靖宗(チェロ)の三人が音を奏でる.石川高の携わってきた雅楽は,風水の基本思想でもある陰陽五行説と深く結びついている.石川の音はあまねくものの性質と輝きをつまびらかに取り出す.森重靖宗の音は海を陸に上げ,陸を海に放つように自由に風を束ねる.三人の「声」は茫漠と広がる羊毛のような世界から糸を繰り出し,時間も空間も攪拌する.

日時
2017年1月20日 (金)
開場18:30 開演19:00
会場
京都芸術センター 講堂
出演
山崎阿弥(声・歌)
石川高(笙)
森重靖宗(チェロ)
【re:verb】
「re:verb」は、声に触れる/触れられるような響きと感触を山崎の声(録音)で作り出すインスタレーションです。
会  期:2016年12月17日 (土) – 2017年1月22日 (日) 10:00~22:00
     ※和室「明倫」は20:00まで
     ※12月28日(水)~1月4日(水)は休館日です
     ※入場無料
会  場:京都芸術センター 北館スロープ1階~3階、南館4階 和室「明倫」
出展作家:山崎阿弥
URL http://dev.kac-old.bankto.co.jp/events/20086/
「風水のこえをきく」について
KAC Performing Arts Program 2016 / Musicのテーマは「声」と「風水」。風水はかつて「天体」と「地理」を意味する2つの漢字を組み合わせた「堪輿(かんよ)」という名で呼ばれていたように、星の動きから時を知り、地形から気の流れを読むことから風水の思想がかたちづくられていきました。今年度の音楽事業は、このように時間と空間に対する考え方を体系化した風水に着想を得て、それぞれの企画ごとに一年の内のこの季節のこの場所でしか味わえない「タイム/サイトスペシフィック」な作品を発表します。

山崎阿弥 Ami Yamasaki

声のアーティスト、映像・造形作家。声で空間の音響的な陰影を感得し、パフォーマンスやインスタレーションによってその影や光を引き出す/失わせることを試みる。「世界は、私は、どのようにして出来ているのか?」という問いをもち、作品制作や歌唱をこの問いへのアクションと位置付ける。生西康典演出《火影に夢を見る》への出演、灰野敬二、坂田明、外山明、鈴木昭男、飴屋法水らとのデュオ、伊勢神宮での歌唱、中山晃子、ドローイングアンドマニュアルら映像作家との共作、沢口真生とのサラウンド音楽制作など分野を亘る。2017年4月からはACCグランティとしてNY市で滞在制作を行う。また、同年1月から放送開始の『NHK放送90年大河ファンタジー「精霊の守り人」』シーズン2では、全話ナレーションと様々な声で出演。
http://amingerz.wixsite.com/ami-yamasaki

石川高 Ko Ishikawa

1990年より笙の演奏をはじめ、国内、世界中の音楽祭に出演してきた。雅楽団体「伶楽舎(れいがくしゃ)」に所属し、雅楽古典曲や現代作品を数多く演奏している。笙の独奏者としても、様々なアーティストと共に、新たな音楽の次元を開拓してきた。催馬楽など雅楽の歌唱でも高い評価を受けている。和光大学、学習院大学、沖縄県立芸術大学、九州大学にて講義を行っている。
http://radiant-osc.com/

森重靖宗 Yasumune Morishige

音楽家。チェロによる即興演奏を主に、国内外の数多くの音楽家や舞踏家等と共演する。アコースティック楽器の可能性を広げて奏でられるその様々な音響は、繊細かつ豊かで独特の雰囲気を醸し出す。時に、チェロやピアノで自作曲の弾き語りの演奏も行う。灰野敬二率いるバンド「不失者」ではエレキベースを演奏。音楽活動以外にも、写真作品集を発表。
www.mori-shige.com

主催

京都芸術センター

問合せ先

京都芸術センター
TEL 075-213-1000
E-mail info@kac.or.jp

料金

一般前売2,000円/当日2,500円、学生1,500円(前売・当日共)

チケット/申し込み

チケット取り扱い:京都芸術センター窓口(10:00-20:00)

助成

平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業