京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

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イベントアーカイブ

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素謡の会「ようこそ、観阿弥さん」 第3回 《通小町》 かよいこまち

ジャンル
  • 伝統伝統
形   態
  • 公演公演
事業区分
  • 主催主催

―あら忙しや すは早や 今日も

夏の終わりのある日。八瀬の山里で夏安居する僧のもとに、毎日、木の実などを持ってきてくれる女がいる。「今日も来たならば名を尋ねよう」と待つ。女に名を尋ねると「小野小町である」とほのめかして消える。僧は市原野へ行き小野小町を弔う。すると、小野小町、そして深草少将の幽霊が現れ、「百夜通い」を追体験して見せる。

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2013年は観阿弥の生誕680年といわれる年にあたります。そこで今年の素謡の会は「ようこそ、観阿弥さん」と題し、観阿弥の作とされる演目を取り上げます。各回ともに作品の解説、素謡を聴き、仕舞をご覧いただきます。本企画は中世より伝わる言葉の響きを体感する機会であるとともに、観阿弥が世阿弥に伝えたかったことが何なのか、思いを馳せる機会ともなることでしょう。

※「謡」とは・・・能の脚本におけることば(台詞や歌謡)を指します。

「ようこそ、観阿弥さん」年間スケジュール

第1回 《百万》 2013年6月13日(木) 
第2回 《自然居士》 2013年9月12日(木)
第3回 《通小町》 2013年11月21日(木)
第4回 《求塚》 2014年2月13日(木) (詳細は下記URLをご覧ください。)
http://www.kac.or.jp/events/4652
日時
2013年11月21日 (木)
19:00開演 (18:30開場) *受付は18:00より
会場
京都芸術センター 京都芸術センター 大広間(西館2階)
出演
(シテ) 味方健
(ツレ) 田茂井廣道
(ワキ) 味方團

・特別出演:竹市学
企画・ナビゲーター
田茂井廣道(能楽師・シテ方観世流)

田茂井廣道(たもい・ひろみち)

1970年生まれ。幼少より河村晴夫、長じて13世林喜右衛門に師事。今までに「石橋」「乱」「道成寺」「翁 千歳」「望月」等を披く。2005年度より京都芸術センター主催事業「素謡の会」シリーズのナビゲーターを8年にわたり務めるほか、アウトリーチ事業、地方でのレクチャーを精力的に催すなど、多方面から能の普及に務める。
公益財団法人能楽協会院。同京都支部教育特別委員。

味方健(みかた・けん)

1932年生まれ。12世林喜右衛門に師事。今までに「翁」・「石橋」・「乱」・「道成寺」・「卒都婆小町」・「鸚鵡小町」等を披く。重要無形文化財(能楽)保持者。博士(文学)。平成12年度観世寿夫記念法政大学能楽賞・京都市文化芸術協会賞受賞。龍谷大学文学部講師。立命館大学日本文学会評議員。
能の舞台に意欲的に取り組む一方、多年、研究者と演技者を結ぶパイプを作ることに努力し続ける。著書に「能の理念と作品」、共著に「能・狂言辞典」など。

竹市学(たけいち・まなぶ)

1972年生まれ。 1983年、藤田流十一世宗家に入門。1984年、初舞台。1996年、国立能楽堂三役養成事業、三期生卒業 「猩々乱」 「獅子」 「翁」を披く。 1999年、「道成寺」を披く。 2001年 「清経 恋之音取」を披く。 藤田流職分、能楽協会名古屋支部教育特別委員。

主催

京都芸術センター

問合せ先

京都芸術センター TEL:075-213-1000

料金

前売 1500円  当日 1800円

チケット/申し込み

京都芸術センター チケット窓口(10:00~20:00/年末年始・臨時休館除き無休)
※電話予約も可

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