京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

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吉野正哲(マイアミ)「Cultural Canal Curriculum 〜文化の運河、あるいは河童曼荼羅〜」リサーチ成果発表会

ジャンル
  • その他その他
形   態
  • 展覧会展覧会
  • ワークショップワークショップ
  • トークトーク
事業区分
  • 主催主催
この世界は、さまざまな理由で途中で止まってしまったプロジェクトの宝庫です。それは一見すると「終わってしまった物語」に見えますが、見方を変えたら「途中まで掘り進められた運河」でもあります。そうした「誰かのプロジェクト」やこれまでに試みられてきた文化実践(=水路)を継承し、それらをリサーチ、勉強会、WSを通じて繋ぎ合わせ、文化の運河として開通させ、文化芸術や保育・教育の水を社会全域に行き渡らせようというのが、リサーチプロジェクト“Cultural Canal Curriculum” (CCC) です。

吉野正哲(マイアミ)と京都芸術センターが協働して実施するこのリサーチプロジェクトは、2023年9月以降、読書会、子供と大人が平等な立場で語り合う河童会議、朗読ワークショップ等を開催し、文化や教育について考えてきました。これらリサーチの成果を、京都芸術センターのフリースペースで展示形式で発表します。

【展示】
リサーチの成果を展示形式で発表します。
会期:11月11日(土)〜11月19日(日)
会場:京都芸術センター フリースペース
料金:無料

【リサーチ報告会】
リサーチ成果を元にしたレクチャーツアーパフォーマンスを行います。成果発表展のガイドツアーをしながら、途中、怪談師でもある和田寛司さんによる河童怪談も予定しています。

日時:11月18日(土)14時~17時
出演:吉野正哲、和田寛司(ランチ!アーキテクツ、成果発表展の会場デザイン、設営担当)、安河内宏法(京都芸術センタープログラムディレクター)ほか
会場:京都芸術センター フリースペース
料金:500円(ワンドリンク付き)

【クロージングイベント】
日時:11月19日(日)13時~18時
会場:京都芸術センター フリースペース
料金:500円(ワンドリンク付き)
要事前予約

〇演目1
13時〜13時20分:アサダワタルと吉野正哲によるイントロダクショントーク。
※アサダワタルと吉野正哲が概要説明の会場ミニツアーを行います。

〇演目2
13時30分〜14時50分:読書会&ワークショップ参加者を中心にした教育実践記録等の朗読(80分)
※リサーチ期間中、読書会3回とワークショップ5回を行い、その過程で「教育実践記録」「社会実践記録」「日本国憲法」「でも、100はある」(ローリス・マラグッツィー著)「裂 江口炭鉱ルポ」(上野英信著)『ドゥーリアの舟』(奥誠之著)などの朗読を行いました。そこに参加して下さった方々と、この日会場に来られたみなさまと朗読による場をつくります。

〇演目3 
15時00分〜18時00分 座談会「保育と市民〜松田道雄を補助線にして」
挿入演目 群読「河童曼陀羅(仮)」CCC公共朗読オーケストラ(30分)

※座談会「保育と市民〜松田道雄を補助線にして」は、保育(問題)経験者・当事者・研究者と松田道雄の研究者をお招きして、「保育」と「市民」を中心テーマに「松田道雄を補助線に」座談会を行います。挿入演目の群読「河童曼陀羅(仮)」は、【演目2】のメンバーと共に行います。松田道雄の保育問題関連の文章や、日本国憲法などをREMIXした台本を制作します。

司会 :アサダワタル(アーティスト、文筆家、近畿大学文芸学部教員)
司会補助: 大関はるか(京都市で子育てをしている1人のおかーさん)
登壇者:池添鉄平(たかつかさ保育園園長)
服部敬子(京都府立大学 公共政策学部 福祉社会学科 教授 )
和田悠(立教大学 文学部 教育学科 教授)
吉野正哲(企画者)


【アーティストステートメント】

「新しい教育のために」
ーー戦争が終わった後、自由になった教室で、運よく出会った生徒と先生がいた。その教室は実験室で、工房だった。先生も生徒も無礼講で、一緒になって授業をした。それは未来のわたしたちのために一番必要な時間で、夢中になって未来のために授業をした。授業には決まったカリキュラムはなかった。そこで、先生も生徒も一緒になって、誰も正解を知らない民主主義を模索した。未来の仲間たちが、もう一度、不自由な世の中に生きる事になった時に、役に立つ様に、その時間を記録した。それはいま、明るいエネルギーになるーー

教室に無礼講の風が吹いた、その瞬間を抽出してみたい。教育実践記録を協働的にREMIXする。そのために、記録の朗読を行う。その風を胸いっぱいに吸い込み、一過性の「風」を循環する「呼吸」へと転換させる。「無礼講」のモーメントをサンプリングし、ループさせ「教育におけるヒップホップ」を開発する。「教育実践記録というレコード」を「読書会というターンテーブル」に乗せ、勉強が動詞化し、現在進行形の即興授業になり、教室は広場に変容する。教育が実際に生徒たちの中で生きた知性へと変換される時、それが起こると仮定する。
明倫小学校では、戦前、すでに教室に吹き込んでいた無礼講の風を、呼吸化した人物がいた。京都市中京区で小児科医をしていた松田道雄は、明倫小学校の卒業生。小学校五年生の時に、生涯に渡って何度も文章にする事になる恩師に出会い、「大正自由教育」という「新しい教育」を体験した。全国の育児に悩む親たちを今も励まし続けている作文力は、京都芸術センター(元明倫小学校)で育まれた。
本リサーチプロジェクトを元に、市民に向けた朗読プログラムを京都芸術センターと協働で構成し、「舞台作品的な講演」と「朗読のワークショップ」などを行いたい。

吉野正哲(マイアミ)

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企画・制作 吉野正哲(マイアミ)
企画アドバイザー アサダワタル
京都芸術センター会場設営協力 ランチ!アーキテクツ 和田寛司
制作協力 向井麻理
什器協力 2m26
宣伝写真撮影 田中和人
宣伝美術協力 胃下舌ミィ
チラシデザイン 野田菜奈美
プロジェクトコーディネート 瀬藤朋、安河内宏法(京都芸術センター)
*Co-program 2023 カテゴリーC「共同実験」採択事業
日時
2023年11月11日 (土) - 2023年11月19日 (日)
会場
イベントにより異なります
読書会
教育実践記録のエッセンスと可能性を、市民の方々と共有するために企画する、小さな読書会です。全部で3回の開催を予定しています。当日資料を配付して、全員でテキストを読むので事前準備は不要です。

【1回目】9月30日(土)、14時〜16時 
『現代教育実践文庫』(全38巻 太郎次郎社)の中から、厳選した実践記録を読みます。

【2回目】10月7日(土)、14時〜16時  
イタリアの教育改革を推し進めた二冊の本『イタリアの学校変革論ー落第生から女教師への手紙』(バルビアナ学校(著)田辺敬子(訳)明治図書)『わたしたちの小さな世界の問題ー新しい教育のために』(マリオ・ローディー(著 )田辺敬子(訳)晶文社)の中から、厳選した箇所を読みます。

【3回目】10月14日(土)、14時〜16時  
◉1時限目 『考える日本史授業』 (加藤公明(著)地歴社)から厳選箇所を読みます。
◉2時限目 『ヒップホップ・ラップの授業づくり』(磯田三津子(著)晋平太(協力)明石書店)から厳選箇所を読みます。
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上記全ての会場:会議船バッブンカッ!
定員:各回8名
要ワンドリンクオーダー、要事前予約
上映会「ゆめパの時間」
神奈川県川崎市にある子どもたちの居場所 「川崎市子ども夢パーク」 =通称「ゆめパ」。遊んで、 転んで、 立ち止まって・・・誰もが安心して自分らしく過ごせる居場所で育まれる、子どもたちのかけがえのない “じかん” を3年にわたりみつめたドキュメンタリー映像を上映します。当日は軽食のカフェも出店します。

日時:9月30日(土)、18時~19時30分(開場1時間前)
会場:会議船バッブンカッ!
入場料:1000円
定員:30名
要事前予約
大人と子どものスモールトーク「河童会議」
子どもも大人も河童になって、地球や地域、世界や社会について真面目に愉快に話し合う河童会議。9月30日に開催予定の上映会で流すドキュメンタリー映像「ゆめパの時間」の感想などを交換しながら、そこに現れる理想の世界像をキャッチしよう!

日時:10月7日(土)、10時〜12時
会場:会議船バッブンカッ!
定員:10名
要ワンドリンクオーダー(子供は無料。)
要事前予約
朗読ワークショップ
11月19日に京都芸術センターで開催するクロージングイベントで上演する朗読パフォーマンスを、参加者と協働制作するワークショップ。リサーチを元に制作した台本の他、教育実践記録、松田道雄の著書、即興、作文などを素材として用います。

【WS①】
日時:10月21日~22日の2日間。両日10時〜17時。

【WS②】
日時:11月3日~11月5日の3日間。両日10時〜17時。

会場:①、②共に会議船バッブンカッ!
定員:各回10名
対象、参加条件:①、②共に小学生3年生以上。(小学生以下は要保護者同伴)、11月19日(日)に京都芸術センターで開催するクロージングイベントに参加できること。
要事前予約

吉野正哲(マイアミ)

京都市在住。パフォーマンスおよび即興表現からキャリアをスタートし、参加型のトークイベントの自主企画を手掛ける。HAPSスタジオ第1期利用者。元新道小学校で、2度のディスカッションイベントを実施。近年は建築現場での施工過程に携わり、表現としての建築を仲間と共に実践、研究している。京都の新進気鋭の建築家ランチ!アーキテクツ(和田寛司 )の「DIG IN THE DOMA」では基礎工事担当、「KPDショウルーム」では、地鎮祭パフォーマンス、解体工事、掘削工事を担当。Grand Openings Return of the Blogs (Jul 20–Aug 1, 2011 MoMA)でのパフォーマンス、「のせでんアートライン2019 避難訓練」でのクロージングパフォーマンスなどを行う。

アサダワタル

アーティスト、文筆家、近畿大学文芸学部教員。「これまでにない他者との不思議なつながりかた」をテーマに、様々な生活現場に出向き、アートプロジェクトの企画演出、作曲演奏、執筆活動を行う。展示演出に「まなざしラジオ!!」(東京芸術劇場,2020)、コンサート演出に「声の質問19」(東京藝術大学, 2021)など。著書に『住み開き増補版』(筑摩書房)、『想起の音楽』(水曜社)、『ホカツと家族』(平凡社)など。受賞歴に、サウンドプロジェクト「SjQ++」(ドラム担当)でアルス・エレクトロニカ2013サウンドアート部門準グランプリ、CD作品「福島ソングスケイプ」(アサダワタルと下神白団地のみなさん名義)でグッドデザイン賞2022など。

主催

吉野正哲(マイアミ)・京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
*Co-program 2023 カテゴリーC「共同実験」採択事業

共催

上映会主催:朱雀第三児童館 子育てネットワーク

問合せ先

京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
Tel:075-213-1000(10:00-20:00)
Mail:info@kac.or.jp

料金

イベントにより異なります

WEB予約

内容や詳細は変わる可能性があります。最新情報はこちらを必ずご確認ください。

チケット/申し込み

京都芸術センターウェブページからお申込みください。

会議船バッブンカッ!

〒604-8823 京都市中京区壬生松原町39-15(スペース壬生内)

JR山陰線「丹波口」徒歩8分/阪急京都線「西院駅」「大宮」より徒歩13分/市バス「四条中新道駅」徒歩5分(3・8・11・13・26・28・67・69・203系統など)/駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください/駐輪場は10台まで。住宅地ですのでお静かに願います。

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