京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

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イベントアーカイブ

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アーティスト・イン・レジデンスプログラム2022 エクスチェンジ:OCA 連携企画 アガタ・マグダレーナ・スリコフスカ成果報告展・アーティストトーク

ジャンル
  • 美術美術
形   態
事業区分
  • 共催共催

堀川団地で開催中の交流イベント”堀川Exchanges”にて、西陣地域の戦争被災をリサーチした新作を発表します。

京都芸術センターは、ノルウェーの非営利文化財団OCAと連携し、ノルウェーからアーティストのアガタ・マグダレーナ・スリコフスカを2022年12月2日から2023年1月31日まで招へいしています。

現在、スリコフスカは、特定非営利活動法人ANEWAL Galleryのサポートのもと、堀川周辺を含む西陣地域においての第二次世界大戦の経験や痕跡のリサーチを行っています。
堀川周辺にお住まいの方から戦争被災についてのヒアリングやリサーチを行ったスリコフスカは、「アートと交流」がテーマの堀川団地にある「堀川common」にて制作。堀川団地にて開催中の交流イベント”堀川Exchanges”の一環として、1月27日から29日までの3日間、滞在の成果報告展を開催します。会場は堀川団地内の空き店舗を活用した「堀川団地 出水第3棟 317号」で行います。

この展覧会では、スリコフスカのリサーチをもとにした新作の展示のほか、アーティストトーク(1月28日17:00~)を開催します。
日時
成果発表展 2023年1月27日(金)~29日(日)11時~18時
アーティストトーク 2023年1月28日(土)17時~
会場
堀川団地 出水第3棟 317号(元 horikawa AC Lab)

アガタ・マグダレーナ・スリコフスカ(Agata Magdalena Sulikowska)

1982年ナミスロー(ポーランド)出身、トロムソ(ノルウェー)在住。ヴィジュアル・アーティスト。ウラディスラフ・ストレジミンスキー美術アカデミー(ポーランド、ウッジ)卒業。彼女の作品は、喜びや悲しみ、誇り、畏れ、失望、希望など、人生や感情においてしばしば混乱した状態にある人々を表現している。2008年から2019年にかけての彼女の絵画の主題は、友情、音楽、喜び、社会的・文化的環境における様々な人々の日常生活といったテーマの間で揺れ動いており、これらの作品は過去に自転車で世界中を旅したことからインスピレーションを受けている。2019年、covid-19のパンデミックの発生以降、彼女の作品は彼女自身の意識の流れを利用した象徴的で超現実的なシナリオへと移行している。現在、彼女は18~19世紀の既知の巨匠の絵画の複製や再解釈を行い、この歴史的経験がどのように(意識的または無意識的に)次の世代に引き継がれ、それが文化的アイデンティティ、集団の国籍、個人、自分自身にどのように影響するかを強調し考察している。

OCA(The Office for Contemporary Art Norway)

OCA(ノルウェー現代美術協会)は、2001年にノルウェー文化省および外務省によって設立された非営利財団。サーピ島を含むノルウェーのアート関係者と国際的なアートシーンとの対話を促進し、ノルウェーに拠点を置くアーティストが世界中で活動できるよう支援することを主な目的とする。その成果として、OCAの討論会、展示会、出版、レジデンス、ビジター・プログラムは、国内外の議論に積極的に関与すると同時に、国際的な芸術の議論の最前線にある複数の実践や歴史をノルウェーにもたらすことに重点を置いている。OCAは2001年以来、ヴェネチア・ビエンナーレの視覚芸術部門へのノルウェーの参加を担っている。

堀川common

京都、堀川商店街の空き店舗を、「アートと交流」をテーマに、再編集するプロジェクトであり、その為の空間です。昔からあるものと、今あるものが混ざり合い、新しい価値を育み、発信していくことを目指しています。

https://horikawacommon.tumblr.com/

特定非営利活動法人 ANEWAL Gallery

ANEWAL Gallery(アニュアルギャラリー)は元錦糸問屋だった築120年の京町家を私達自らで設計・改修を行い、母屋の一階をギャラリーとして開放、アート・デザインの領域・可能性の再検証を目的としてディレクター・デザイナー・アーティスト・学生を中心に運営しています。
アニュアルギャラリーは中庭や襖等の間仕切りを用いた日本家屋の特徴を活かし、用途や目的によってフレキシブルに空間を使うことができます。当ギャラリーではこのような特徴ある空間を用い、展示・演奏会・ワークショップ・映像上映等の様々な催しを行っております。
私たちは従来のギャラリー機能に加え、社会的な役割を「視点の発信」と「人と人、人と場所を繋げる事」と考えます。その活動の場所を自らのギャラリーに限定することなく街の様々な場所やそこに暮らす人々との対話の中から企画・行動し、社会とアート・デザインの関わり方・在り方を探り実践してゆく「外に出るギャラリー」を目指しています。

https://www.anewal.gallery/

主催

京都府
京都府住宅供給公社
京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)

共催

OCA(The Officefor Conteporary Art Norway)
特定非営利活動法人ANEWAL Gallery

問合せ先

京都芸術センター
TEL:075-213-1000
FAX:075-213-1004
E-mai:info@kac.or.jp

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