京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

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KAC Performing Arts Program 2021/ Music #3 安野太郎 ゾンビ音楽『大霊廟Ⅲ』—サークル・オブ・ライフ―

ジャンル
  • 美術美術
  • 音楽音楽
形   態
  • 公演公演
事業区分
  • 主催主催

ヴェネチア・ビエンナーレ出展作家、安野太郎
5年ぶりの新作「大ゾンビ音楽」公演!!

競い合いながらも連鎖していく音楽家たちの人生を彩るのは、
4メートルの巨大演奏装置と「ゾンビ」たち?!

元小学校という歴史を強く感じさせる空間を生かし、毎年様々なプログラムを展開しているKAC Performing Arts Program / Music。第3弾となる2021年度は、作曲家・安野太郎によるプロジェクト「ゾンビ音楽」の、5年ぶりとなる新作公演を開催します。


新作大ゾンビミュージカル『大霊廟Ⅲ』ーサークル・オブ・ライフーは、音楽行為や表現をめぐるエコシステムをテーマにしています。本公演の制作のために安野らは、音楽をめぐる価値づけや、音楽を取り巻く労働や社会生活の実態について、様々な立場で音楽に関わる音楽家への、アンケート調査やインタビュー取材を行いました。

今回の公演は、これらの取材成果と新旧のゾンビ音楽とを織り交ぜて構成されます。ゾンビ音楽を奏でるのは、ゾンビオペラ『死の舞踏』(フェスティバル/トーキョー15, 2015)で初登場した高さ4メートルの櫓による大ふいご装置。これまで人間と全く異なる存在であると考えられてきた「ゾンビ」たちが、人間と美学の悲喜交々を音楽で彩る「ゾンビ音楽」の新たな展開に、ぜひご期待ください。

作曲:安野太郎
出演:今井貴子/清水慶彦/安野太郎/和田悠花
プロジェクトコーディネート:小野寺啓舞台監督:渡部景介、照明:十河陽平(株式会社RYU)、宣伝美術:松見拓也、協力:アンケートとインタビューに答えてくれたみなさん
日時
3月26日(土)19時開演
3月27日(日)14時開演
*各回開場30分前
*上演時間は100分(予定)です。
会場
京都芸術センター 講堂
「ゾンビ音楽」とは
安野太郎が2012年から継続する、ゾンビと呼ばれるロボットが演奏する音楽のプロジェクト。笛を演奏する為の運指をnビット(リコーダーの場合は8ビット)の数列に見立てており、楽曲はそのnビットの数列を操作し構成することによって作曲を行っている。このような理屈は人間の美学に基づいておらず、結果として表現されるものは人間側からみたら奇妙な音や音楽に聴こえる。その奇妙さを人間の視点から捉えた言葉として「ゾンビ」という言葉があてはめられている。また「ゾンビ」は生命無しで身体だけが動いているというロボット/機械の隠喩ともなっている。
新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン
ご来場にあたっては、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを事前にご確認くださいますようお願いいたします。

安野太郎

作曲家。1979年生まれ。日本人の父とブラジル人の母を持つ。いわゆるDTMやエ
レクトロサウンドとしてのコンピューター・ミュージックとは異なる軸で、テク
ノロジーと向き合う音楽を作っている。代表作に『音楽映画』シリーズ、『サーチ
エンジン』、自作自動演奏機械の演奏による『ゾンビ音楽』シリーズ。近年の活動
に「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」参加(2021)、個展「安野太郎:
アンリアライズド・コンポジション『イコン2020-2025』」(アートフロントギャラリー,2020)、『Cosmo-Eggs|宇宙の卵』(第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館代表作家チームとして, 2019)等。東京音楽大学作曲科卒業。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)修了。2022年現在、愛知県立芸術大学准教授。

今井 貴子

フルート奏者。東京音楽大学付属高等学校を経て、桐朋学園大学卒業。2005年より渡仏。オルネイ・スー・ボワ音楽院にて世界的フルート奏者の
パトリック・ガロワの元で鍛錬を積む。2011年同音楽院最終課程を一等賞を得て修了。同年、ディジョン国立地方音楽院の最終課程を一等賞を得て修了。フルートを折原美佐子、植村泰一、故・野口龍、ジャン・フェランディス、パトリック・ガロワの各氏、室内楽を白尾彰、中井恒仁、ジュリアン・ゲヌボーの各氏に師事する。オーケストラの客演、また室内楽奏者として、長きに渡り欧州で活動を行う。2022年より拠点を日本に移す。バロックから現代作品まで、意欲的なプログラムと色彩豊かなパフォーマンスが好評を得ている。

和田 悠花

声楽家。大阪府立夕陽丘高校音楽科を経て、京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。卒業時に音楽学部賞、京都音楽協会賞を、修了時に大学院賞を授賞。新国立劇場オペラ研修所21期修了。平成26年度青山財団奨学生。京都市文化芸術きらめき賞授賞。第65回、第67回全日本学生音楽コンクール大阪大会入選。なにわ芸術祭新人賞。第1回豊中音楽コンクール第2位、市民聴衆賞。第30回宝塚ベガコンクール第4位。第6回江戸川区新進演奏家コンクール審査員長奨励賞。第90回日本音楽コンクール声楽部門第2位。第57回日伊声楽コンコルソ入選。フォーレ「レクイエム」や、ベートーヴェン「第九」にソリストとして出演。現在、小濱妙美氏に師事。

清水 慶彦

作曲家。京都芸大(京都市立芸術大学)で松本日之春、前田守一、中村典子らに師事し学部賞を得て卒業、同大学院博士課程修了。交換留学制度によりブレーメン芸術大学で研鑽を積んだ。作品集CD『清水慶彦作品集 六相円融』が『レコード芸術』誌で推薦盤に選定されたほか、アンサンブル・リュネットCD『エイト・レンゼス』、永野伶実CD『笛吹き女』等に楽曲提供。作品はニューヨークで開催された音楽祭「ミュージック・フロム・ジャパン2018」等で上演されている。近作に笙とクラリネットのための《鵺の聲》、バロックフルートとスピネットのための《大枝山酒呑童子絵詞》など「怪異と音楽」を題材に創作を展開。京都妖怪音楽協会代表。大分大学教育学部准教授。

主催

京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)

共催

助成:芸術文化振興基金

問合せ先

京都芸術センター
TEL 075-213-1000
FAX 075-213-1004
E-mail info@kac.or.jp

料金

一般発売 3,000円/当日3,500円
U25 2,500円(前売り・当日共)
*未就学児入場不可、全席自由

チケット/申し込み

■LivePocket
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*ご予約・ご購入には事前に会員登録(無料)が別途必要です


■京都芸術センター 窓口 [10:00-20:00]
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
*窓口販売のみ。電話・FAXによる予約は不可。
*2月上旬発売予定。発売次第ウェブ、SNSでお知らせします。

託児のご案内

子育て世代の方でも、ゆっくりとお楽しみいただけるよう、本公演をご鑑賞の方を対象に託児サービスを提供します。
託児室では、保育の知識と経験を有する専門スタッフがお子様をお預かりいたします。
■日時:3月27日(日)13:30~15:30
  ※開演30分前から終演30分後まで
■料金:500円(税込)
  ※当日受付にて現金にてお支払いください
■託児場所:制作室6(京都芸術センター南館2階)
■対象年齢:生後3ヵ月から小学校入学前のお子さま(定員あり)
■予約方法:〆切までにメールまたはお電話にてお申込みください。
【 〆切 】3月24日(木)中
【お電話の場合 】
Tel:075-213-1000(10:00-22:00)
ご予約の際「安野公演の託児予約の件で」とお問い合わせください。お子様のお名前や、アレルギーの有無などお伺いします。

【メールの場合 】
件名を「安野公演の託児予約の件」とし、info[at]kac.or.jpまでご連絡ください。お子様のお名前や、アレルギーの有無などご記入いただく書類をデータにてお送りします。

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