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演劇計画Ⅱ-戯曲創作-「S/F-到来しない未来」KAC S/F Lab. オープンラボvol.5「習俗と寓意」

ジャンル
  • 演劇演劇
  • その他その他
形   態
  • レクチャーレクチャー
  • トークトーク
事業区分
  • 主催主催

民俗学の視点から、未来の文化、未来の思想を幻視する。

 京都芸術センター「演劇計画Ⅱ―戯曲創作―」では昨年度より、松原俊太郎、山本健介のふたりの劇作家が、3ヶ年かけて「S/F ―到来しない未来」をテーマに新作戯曲を執筆しています。また、戯曲を創作していくために、今年3月に科学(サイエンス)と虚構(フィクション)に関する研究所「KAC S/F Lab.」を立ち上げ、年数回オープンラボを実施しています。

「KAC S/F Lab.」では、科学や虚構に関わる研究者や作家をゲストに迎え、研究発表やワークショップを展開、これを踏まえたディスカッションを行います。

 今、科学の世界では何が発見され、虚構はそこに何を描こうと試みているのでしょうか。多様な研究/創作の観点が交錯し、新たな観点や想像力を展開していく場となることを目指します。また、オープンラボの成果は、戯曲の発展のプロセスとともに、アーカイブウェブサイトにて随時公開し、演劇を中心とした多様なジャンルの作家や創作・研究のリソースの活用を提案します。

今回のvol.5では、作家・民俗学者・編集者と様々な顔を持つ、畑中章宏氏をお迎えします。現代の諸相を民俗学的見地から観察し、旺盛に著作を発表している畑中氏。先端科学や社会が現代のわたしたちの生活にあらわれている諸相をご紹介いただきます。
また、公開されている戯曲第一稿を参照しながら、未来における人間社会、文化、習慣、信仰のありさまをディスカッションしていきます。


※入場無料・要事前申込・入退場自由
日時
2018年2月6日(火)
18:00-20:30
会場
京都芸術センター ミーティングルーム2
演劇計画Ⅱアーカイブウェブサイト
公開中の戯曲第一稿や、過去のラボの様子がご覧いただけます。
http://engekikeikaku2.kac.or.jp/
畑中章宏氏の近著(参考)
『21世紀の民俗学』(角川学芸出版単行本, 2017)
『天災と日本人: 地震・洪水・噴火の民俗学』(ちくま新書, 2017)
『災害と妖怪――柳田国男と歩く日本の天変地異』(亜紀書房, 2012)
ウェブマガジン「トーチ」(http://to-ti.in/)にて『老いを追う〜年寄りの歴史〜』を連載中

畑中章宏

1962年、大阪生まれ。作家、民俗学者、編集者。近畿大学法学部卒業。『21世紀の民俗学』 (角川学芸出版単行本)、『災害と妖怪』『津波と観音』(亜紀書房)、『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』『蚕』(晶文社)、『柳田国男と今和次郎』『『日本残酷物語』を読む』(平凡社新書)、『天災と日本人』(ちくま新書)など著作多数。

松原俊太郎(委嘱劇作家)

​作家、雑誌『地下室』主筆。1988年熊本生まれ。神戸大学経済学部卒。地点『ファッツァー』で演劇と出会う。2015年、処女戯曲『みちゆき』が第15回AAF戯曲賞(愛知県芸術劇場主催)大賞を受賞。2017年4月、戯曲『忘れる日本人』が地点によりKAATにて上演。雑誌「悲劇喜劇」(早川書房)2017年12月号に小説『またのために』を寄稿。2018年2月、地点により最新作『正面に気をつけろ』が上演予定。

山本健介(委嘱劇作家)

The end of company ジエン社主宰、脚本家。1983年生まれ埼玉県出身。早稲田大学第二文学部卒業。「作者本介」の名義で自身のみによる表現ユニット「自作自演団ハッキネン」を立ち上げ、テキストを用いたパフォーマンスを展開。2007年に12月にジエン社を旗揚げ。以降ジエン社の全作品の脚本と演出を務める。
劇団外の活動として、映像のシナリオも手掛け、舞台、映画、TVドラマに脚本を提供する他、ゲームシナリオ、イベントテキストや構成、キャラクター設定、Vシネの脚本などを手掛ける。2016年、「30光年先のガールズエンド」が岸田國士戯曲賞最終選考にノミネート。

主催

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問合せ先

京都芸術センター
TEL:075-213-1000
FAX:075-213-1004
E-mail:info@kac.or.jp

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