京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

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【出演者募集】KYOTO EXPERIMENT 2022 サマラ・ハーシュ『わたしたちのからだが知っていること』



大人と対話する10代の出演者募集!

KYOTO EXPERIMENT 2022では、オーストラリア出身で、現在ヨーロッパをはじめ世界各地で注目を集める演劇作家、サマラ・ハーシュの作品『わたしたちのからだが知っていること』(原題:Body of Knowledge)を上演します。この作品では、出演者である10代の出演者はそれぞれの自宅から電話で参加します。サマラ・ハーシュは、世界各地でさまざまな地域社会における世代間の対話をテーマに演劇プロジェクトを行っているアーティストです。この作品でも、若者からその上の世代への、身体の変化や人生における自分の身体の捉え方、他者との向き合い方についての質問から展開して、お互いの身体についての知識を交換するような、親密で特別な時間の体験を演出します。舞台や公演に興味のある方、国際交流に興味のある方、ジェンダーやダイバーシティについて関心のある方からのご応募をお待ちしています。電話を通して出会う観客との一期一会の対話を通して、その時だけの演劇体験をしてみませんか。

募集要項は☞☞こちら

\ 説明会開催決定!/ (8/22追記)
作品内容について、もっと詳しく聞きたいという声に応え、ご興味を持っていただいている方にzoomを使用した説明会を行います!予約不要。
お時間になりましたら、各日程の【こちら】のリンクからご参加ください。
この日時は参加できない、という場合は個別でお話することもできますので気軽にお問い合わせください。

➀8月22日(月)18:00~19:00 【こちら】
ミーティングID: 898 1193 3624
パスコード: 448164

➁8月23日(火)20:00~21:00 【こちら】
ミーティングID: 894 6622 4625
パスコード: 548558

8月13日(土)の回は終了しました。


☞概要
第一次締切:7月31日(日)終了
第二次締切:8月14日(日)終了
最終締切 :8月31日(水) 8月26日(金)に変更となりました。

※定員に達した場合、最終締切を待たず募集終了する場合があります。
決定:ご応募いただいた方から随時選考し、出演が決定した方へ随時お知らせします。

対象:13-19歳

使用言語:稽古/ワークショップ(日本語・英語)、本番(日本語)
※通訳付きのため、出演者の英語力は問いません。

準備物:携帯電話
※リハーサル、本番で使用する携帯電話はご自身のものをご使用いただきます。
WhatsAppやLINEなどのアプリケーションを使用し、個人情報が観客に漏れない仕組みで上演します。

条件:
・13歳以上、19歳以下の方。
・インターネット環境のある部屋から出演が可能な方。
・保護者の同意が得られる方。
・舞台芸術や海外のアーティスト、様々な世代の人と交流することに興味がある方。
・舞台経験は不問。
・下記の【アンサンブルA】【アンサンブルB】いずれかもしくは両方の稽古、リハーサル、本番の全日程に参加できる方。参加が難しい日時がある場合は ご相談ください 。

出演謝金:10,000円(税込)


☞ワークショップ内容
・出演者とサマラ・ハーシュに加え、通訳及びファシリテーターとして参加するアーティストの山口惠子さんがオンラインで集まり、「身体」「性、ジェンダー」「他人と自分の境界線」「他人とどう同意するか、しないか」「歳をとること」「死ぬこと」などのトピックについて話し合います。
・上記のトピックについて話し合う中で、10代の出演者が「大人がどう思っているのか、または自分たちの年齢の時どう考え、対処してきたのか聞いてみたい」ということについて、質問を作っていきます。
・みんなで作った質問をサマラと山口さんが文書の形にまとめます。この先のワークショップでは、公演の時に誰がどの質問をするかを決めて、台本を作っていきます。


☞公演内容
・観客は、会場である京都芸術センターの講堂に集まります。観客が会場に入ると、テーブルにある携帯電話に電話がかかってくるので、その電話を取ります。電話の先にいるのは、10代の出演者です。出演者は自宅の部屋から参加するため、観客に届くのは声のみです。

・これまでの上演での、出演者から観客への質問の例
―「身体」のトピックにおける質問:私は16歳で、自分の身体にコンプレックスがあります。あなたはいつ、どのように自分の身体を受け入れることができましたか?

―「怒り」のトピックにおける質問:私はいろんなことにイライラします。例えば、妹が家事を手伝わないこと、環境問題についてアクションしない政治リーダーたちのこと、LGBTQの人たちへの差別など。あなたにとって、かつてはすごくイライラして怒っていたけれど、今はそうは感じないことはありますか?どのようにその怒りを克服しましたか?

―「悲しみ」のトピックにおける質問:おじいちゃんが歳をとっているのでよく具合が悪くなり、もうすぐ亡くなるのではないかと恐れています。そうなった時に、受け入れられる自信がないからです。あなたは、 愛する人を失った悲しみに、どう対処してきましたか?そうした死を経験したことがありますか?私たちが死んだあとは、どうなると思いますか?

・こうした質問をしながらしばらく会話を続けた後に、会場内に準備されているさまざまな仕掛け(照明や、セットなど)について、出演者から観客に指示をして動かしてもらったりします。いつの間にか、会場は上演が始まった時とは違う雰囲気になり、自然な会話も生まれて上演は終了します。事前に作られた台本にはそれぞれの出演者への質問の割り当てがあり、誰がどの質問をするかは決まっています。また、その後の観客への指示についても、台本やその場でのサマラや山口さんからの連絡がありますので、上演中はチームとしてほかの出演者やサマラ、山口さんとも一緒に進行します。


作品詳細をより知りたい方は、過去の上演映像をご覧いただくことも可能です。
ご不明点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。


☞申込方法
下記の情報を担当者宛にメールでご連絡ください。
①名前(ふりがな)
②連絡先(電話番号、メールアドレス)
③住所
④年齢
⑤性別(ご自身の性自認、無回答可)
⑥応募理由(100-400字程度)
⑦保護者氏名(ふりがな)
⑧連絡先(携帯電話番号、メールアドレス)
⑨参加可能日(アンサンブルA・アンサンブルB・どちらでも)
⑩アレルギー(京都芸術センターでのWSで出演者とアーティストが食事をする機会があります。)
⑪保護者同意書(スキャンデータもしくは写真データ。記入原本を参加決定時に頂戴します。)
☞保護者同意書はこちら

☞スケジュール
*準備~出演まで、 すべてオンラインで行います。途中休憩含む。
*9月27日、28日(京都芸術センターで実施。参加推奨ですが、事情により来館が難しい場合はご相談ください。
*ワークショップの日時は変更や追加の可能性があります。
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【アンサンブルA】
・ワークショップ
9月5日(月)18:00~20:00
9月12日(月) 18:00~20:00
9月19日(月) 18:00~20:00
9月25日(月) 18:00~20:00
9月27日(火) 17:00~20:00(京都芸術センター)
9月28日(水) 17:00~20:00(京都芸術センター)

・リハーサル
9月29日(木)16:00~20:00
9月30日(金)16:00~20:00

・本番(上演時間は1時間45分)
10月1日(土)※1日2公演 本番15:30~17:15/休憩17:15~18:30/本番19:30~20:45
10月7日(金) 本番17:30~21:15
10月9日(日) 本番16:30~20:15
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【アンサンブルB】
・ワークショップ
9月3日(土)18:00~20:00
9月8日(木)18:00~20:00
9月21日(水)18:00~20:00
9月26日(月)18:00~20:00
9月27日(火)17:00~20:00(京都芸術センター)
9月28日(水)17:00~20:00(京都芸術センター)

・リハーサル
9月29日(木)16:00~20:00
9月30日(金)16:00~20:00

・本番(上演時間は1時間45分)
10月2日(日)本番15:30~17:15/休憩17:15~18:30/本番19:30~20:45 ※1日2公演
10月6日(木) 本番17:30~21:15
10月8日(土) 本番16:30~20:15
10月10日(月・祝) 本番16:30~20:15
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〈1回の公演の大まかな流れ〉
休憩を含めて約3時間半の予定。
ウォーミングアップ:1時間
本番:1時間45分
振り返り:30分
※1日2公演の日は公演の間に75分の休憩を挟みます。


☞アーティストプロフィール
Samara Hersch(サマラ・ハーシュ )/全体演出】
オーストラリア出身の演劇作家 で、現在オランダ・アムステルダム拠点。アムステルダムの出すシアターで修士号を取得している。演劇パフォーマンスとコミュニティの接点を、作品創作を通して模索している。本作『わたしたちのからだが知っていること(Body of Knowledge)』は、2019年の初演以降 オーストラリアおよびヨーロッパ各地で上演され、高い評価を得ている。俳優ではないパフォーマーと観客のための演劇を探求し、演劇空間におけるコミュニケーションのあり方を追求している。

【山口惠子(やまぐちけいこ)/通訳・ファシリテーター】 京都在住、俳優、演劇を創る人。 2011年に演劇グループ BRDGを立ち上げ、インタビューやフィールドワークを元に、多文化・通訳に焦点を当てた作品を創作。2020 年に日本・フィリピンの青少年と、フィリピンの劇団PETAと協働で『ふれる~ハプロス』を発表した。2021年より青年団演出部所属。多くの国際共同制作に関わりながら、京都・東九条では「コミュニティカフェほっこり」の店員として働きつつほっこりラジオを放送している。

☞お問合せ
TEL:075-213-1000(京都芸術センター/KYOTO EXPERIMENT 担当 八木・谷)