京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

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「演劇計画Ⅱ-戯曲創作-」で執筆した戯曲の販売を開始しました!

「演劇計画Ⅱ」は、2013年に開始した、3ヵ年をかけて一篇の戯曲を創作するプログラムです。委嘱劇作家はワークインプログレスやリサーチを経て、新作戯曲を創作します。ひとつのテーマに時間をかけて向き合うことで、時代を超えて読まれ、上演されうる脚力を持った戯曲がうまれることを目指しています。2013―2015年度の第一タームでは、「二幕の悲劇」をテーマとして、柳沼昭徳・山崎彬が新作戯曲を創作しました。

第二タームとなる2016₋2018年は、劇作家の松原俊太郎、山本健介の二人が「S/F-到来しない未来-」をテーマに戯曲を執筆。
さらに今回は、戯曲の執筆に並走するかたちで「KAC S/F Lab.」として、様々な分野の専門家を招き、サイエンス(科学)とフィクション(虚構)についての考えを深めるオープンラボを開催してきました。これまでの演劇計画Ⅱ第二タームの記録や戯曲の第一稿・第二稿は、アーカイブウェブサイトでご覧いただけます。

そして、今月ついに二人の戯曲が完成しました。
完成した戯曲、松原俊太郎『カオラマ』、山本健介『私たちとは別の五億円世界』は、電子書籍としてAmazon Kindleストアにて販売しています。

<Amazon Kindleストアへのリンクはこちら>

松原俊太郎『カオラマ』(発売中)https://www.amazon.co.jp/dp/B07PBWJ7ZL/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_QJnHCbX5PPF2W

山本健介『私たちとは別の5億円世界(第3稿)』(3月15日発売、予約注文受付中)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07PHGDH66/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_4WYHCbFBBHHZY

さらに、戯曲の完成を受け、3月23日(土)14:00-18:00には、「KAC S/F Lab.オープンラボvol.7 科学と虚構」を開催します。当日は、オープンラボのすべての回に立ち会っていただいた哲学研修者の松葉祥一による「KAC S/F Lab.」振り返りに始まり、劇作家・演出家の篠田千明による「ギリギリ上演しないプログラム」、批評家の佐々木敦と森山直人による両戯曲の批評、そして登壇者全員でのディスカッションにより、戯曲の魅力と可能性を探ります。3年間のプログラムを締めくくる、ラボの最終回です。沢山の方のお越しをお待ちしております。詳細やお申込はこちら