京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

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常磐津節 第四回 伝承事業成果発表会

ジャンル
  • 音楽音楽
  • 伝統伝統
形   態
  • 公演公演
  • トークトーク
事業区分
  • 共催共催

京都で楽しむ常磐津節!

常磐津節は、浄瑠璃を語る太夫と三味線弾きで構成され、江戸歌舞伎とともに発展しました。今回は、重要無形文化財総合指定認定保持者と、若手伝承者で2曲を上演します。

 1曲目「芝八景」は、江戸の芝付近の名所を中国の瀟湘八景(しょうしょうはっけい)に見立てたもので、常磐津一佐太夫・常磐津都㐂蔵の指導により、若手伝承者が演奏します。
※瀟湘八景:中国で伝統的に画題になってきた8つの景勝地。

 2曲目は、曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」の、八房という犬と伏姫が山に籠って以後の展開「富山の段」を演奏します。

 演奏の前に、江戸の文化や三味線音楽についての研究の第一人者で、わかりやすさで定評のある、安田文吉先生(南山大学名誉教授)のお話もあります。

今年は、大広間での開催です。元・明倫小学校の趣きある78畳の大きな和室で、常磐津節をお楽しみください。初めての方もぜひお気軽にお越しください!
日時
2019年1月31日 (木)
開場13:30   開演14:00 
会場
京都芸術センター 大広間
出演
ご挨拶:常磐津文字太夫(常磐津節保存会会長)
お 話:安田文吉(南山大学名誉教授)
演奏
「芝八景」
浄瑠璃 / 常磐津都代太夫、常磐津若音太夫、常磐津一男太夫
三味線 / 常磐津都史
上調子 / 常磐津三之祐

「富山の段 下」
浄瑠璃 / 常磐津一佐太夫、常磐津都代太夫、常磐津若音太夫、常磐津一男太夫
三味線 / 常磐津都㐂蔵、常磐津都史
上調子 / 常磐津三之祐
常磐津節とは(独立行政法人日本芸術文化振興会ウェブページより)
一般には、略して「常磐津」とよばれます。「浄瑠璃(じょうるり)」の一派で、宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)が創始した「豊後節(ぶんごぶし)」から発生しました。豊後掾は、江戸で大変な人気を得ましたが、作品には心中の道行物(みちゆきもの)が多く、風紀を乱すという理由から幕府に禁止されました。豊後掾が江戸を去った後、弟子の文字太夫(もじたゆう)が起こしたのが「常磐津節(ときわずぶし)」です。
歌舞伎では、おもに舞踊の伴奏として舞台上で演奏される「出語り(でがたり)」を担当します。「太夫(たゆう)」とよばれる語りの担当と「三味線方(しゃみせんかた)」から構成されます。使用される三味線は、「中棹(ちゅうざお)」です。「清元(きよもと)」とは対照的に、ゆったりとして重厚な曲調に特徴があります。

主催

常磐津節保存会

共催

京都芸術センター(Co-program 2018カテゴリーD「KACセレクション」採択企画)

問合せ先

常磐津都㐂蔵
090-7095-0438

料金

2,000円

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