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KAC Performing Arts Program 2018 / Music #2 増田真結×田中遊 新音頭『告白』

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  • 主催主催

小説のリズムから生まれる新しい「音頭」とは

KAC Performing Arts Program / Musicでは、ジャンルにとらわれず新たな音楽を生み出すプログラムを展開しています。
今回のプログラムでは、声や言葉を作曲の素材としてきた増田真結と、生の声と録音された声を組み合わせた演劇作品を展開する田中遊が協働し、町田康の小説『告白』をもとに新しい「音頭」を創作します。朗読とピアノによる初演を経て、今回はより小説の持つ独特のリズムに注目し、音楽へと変換していきます。執拗に繰り返される言葉、本来の言葉の意味から分離された音、そこから立ち上がる音楽――河内音頭、小説を経て新たに生まれる音・リズムをお楽しみください。


構成:増田真結、田中遊
作曲:増田真結
出演:田中遊 (声)
   中村圭介(ピアノ)
   山田岳 (ギター)
原作:町田康『告白』
日時
2019年3月17日 (日)
受付15:00 開場15:30 開演16:00
会場
京都芸術センター 講堂
町田康『告白』
人はなぜ人を殺すのか――。河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる、実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説。第四十一回谷崎潤一郎賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

増田真結(構成・作曲)

1981年生まれ。京都市立芸術大学大学院音楽研究科博士(後期)課程修了、博士号(音楽)取得。Klanginstallation(ドイツ)、京都市の派遣により東アジア文化都市2017閉幕式典(韓国)、Music From Japan(アメリカ)などに委嘱作を出品。JCMR Kyotoとして、平成25年度京都市芸術文化特別奨励者認定。京都教育大学講師、京都市立芸術大学非常勤講師。

田中遊(構成・声)

俳優/作家/演出家。1974 年生まれ。大学在学中に演劇をはじめる。1997 年「正直者の会」を設立し劇作、演出を務める。現在《四次元演劇》というコンセプトのもとに「戯式(ぎしき)」(=田中遊の一人芝居)「戯声(たわごえ)」(=複数人でのパフォーマンス)の2プロジェクトを展開中。2012 年第14 回関西現代演劇俳優賞、2014年第21 回OMS戯曲賞佳作受賞。

中村圭介(ピアノ)

1981年生まれ。京都市立芸術大学音楽学部、ドイツ国立ハノーファー音楽演劇大学芸術家養成課程、その後文化庁在外派遣制度研修生として同大学ソリスト課程へ進む。ドイツ、スペイン、ノルウェーなど国内外のコンサートへ数多く出演。創生劇場「歌舞伎舞踏☓西洋音楽」、現代作曲家の新曲初演、オペラ公演など活動は多岐に渡る。神戸市混声合唱団ピアニスト団員。2016年、グリーグのピアノ作品集「アリエッタ」をリリース。

山田岳(ギター)

現代音楽の分野においては多くの新作初演を通してギターのための新しいレパートリーを開拓するほか、ダンサーや造形家とのコラボレーションによる舞台制作やパフォーマーとしての活動など、様々な切り口で新しい表現へのアプローチを試みている。これまでドイツ、ベルギー、ハンガリー、ロシア、マレーシア、中国、シンガポール、ベトナムの各都市にて公演。現代音楽演奏コンクール"競楽IX”第1位。第20回朝日現代音楽賞を受賞。

主催

京都芸術センター

問合せ先

京都芸術センター
TEL: 075-213-1000
FAX: 075-213-1004
E-mail: info@kac.or.jp

料金

一般前売2,000円/当日2,500円
学生1,500円(前売・当日共)

チケット/申し込み

京都芸術センター窓口(10:00-20:00)もしくはウェブサイト・電話

助成

平成30年度文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)・独立行政法人日本芸術文化振興会

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