京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

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イベントアーカイブ

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KAC Performing Arts Program 2018/ Contemporary Dance 『シティⅠ・Ⅱ・Ⅲ』

ジャンル
  • ダンスダンス
形   態
  • 公演公演
事業区分
  • 主催主催

「都市」をテーマとした三部作の戯曲をもとに創作する、3つのパフォーマンス。

少し路地を入れば全く灯りがない。音も聞こえなくなったような気がする。
みんなシャッターを閉めてしまった。誰かが煙草を吸うのが、昔の汽車が
上げる火花みたいに、夜の別世界の入り口に思える。この道一歩一歩が少
しずつ遠い。どれだけ歩いても、どこにもたどりつかない
いずれこの道は誰かがきれいにしてしまう。それは運命みたいにこの街に
下りている
明るい夢を見なさいと言われる。僕の夢は明るいだろうか
誰が明るいと言えるだろうか

(カゲヤマ気象台『シティⅠ』)


京都を拠点に活動する、全く異なる文脈と身体性を持つアーティストたちが新たに振付・演出する『Ⅰ』『Ⅱ』、そして愛知公演を経た、捩子ぴじんによる『Ⅲ』(第17回AAF戯曲賞受賞作品)のリクリエイション。
この街を生きる身体は、今、どんな姿でみることができるのでしょうか。
「都市」をテーマとした三部作の戯曲を頼りに、その姿を映し出します。ぜひご期待ください。
日時
2019年1月25日(金)- 27日(日)
会場
京都芸術センター
シティⅠ
プロデュース:ゆざわさな(The bomb)
ドラマトゥルク:渡辺美帆子(二十二会)
振付:川瀬亜衣
出演:はっとりともか、畑中良太、古川友紀
シティⅡ
パフォーマンス:hyslom(加藤至・星野文紀・吉田祐)、南大輔
シティⅢ
演出・振付:捩子ぴじん
出演:佐久間新、捩子ぴじん、増田美佳、三枝愛、持木永大
上演スケジュール(表記は開演時間)
25 日(金)  15:00(Ⅲ)   17:30(Ⅰ)   20:00(Ⅱ)
26 日(土)  15:00(Ⅰ)   17:30(Ⅱ)   20:00(Ⅲ)
27 日(日)  13:30(Ⅲ)   16:00(Ⅱ)   18:30(Ⅰ)
関連企画
「戯曲を声に出してみる ~『シティⅠ』の上演にさきがけて~」
2018年12月22日 (土) 19:00~21:00
ナビゲーター:渡辺美帆子(二十二会)
http://www.kac.or.jp/events/24893/

「京都街歩き」
2018年1月12日 (土)14:00~16:00
ナビゲーター:ゆざわさな(The bomb)
ゲストティーチャー:土井脩史(京都橘大学)
http://www.kac.or.jp/events/24965/

「ダンス批評を書くために話す」
2018年1月27日(日)19:30~21:00 ※「シティⅠ」終演後
ナビゲーター:竹田真理(ダンス批評)
http://www.kac.or.jp/events/24957/
『シティⅠ』『シティⅡ』『シティⅢ』戯曲
シティⅠ(作:カゲヤマ気象台)の戯曲はこちら
シティⅡ(作:カゲヤマ気象台)の戯曲はこちら

※著作者より許諾をいただき公開しています。
本ファイルを著作者の許可なく転載することを禁じます。

シティⅢ(作:カゲヤマ気象台、第17回AAF戯曲賞大賞受賞作品)の戯曲はこちら
※愛知県芸術劇場 第17回 AAF戯曲賞のページへ移動します。
「審査結果」のタブをクリックすると、戯曲の掲載ページが開きます。
特設tumblr
稽古場の様子やインタビューなどを掲載していきます!
https://kacpapcity123.tumblr.com/

ゆざわさな(Ⅰ)

1993 年秋田県生。立命館大学文学部卒、神戸大学大学院博士課程に在籍。3 歳からモダンバレエを始め、大学在籍時よりヤザキタケシに師事。これまでに矢内原美邦、高野裕子、渋谷陽菜の作品などに出演。関西若手コンテンポラリーダンス公演The bomb、舞台企画back☆pack 主催。ダンサー、企画主催、レビュー執筆、指導など活動の幅を広げている。

渡辺美帆子(Ⅰ)

1987年東京生まれ。演劇作家。日本大学芸術学部演劇学科演出コース卒業後、2012年まで劇団青年団に所属。2013年に別府清島アパートにてアーティストインレジデンス。現在は俳優・美術家の遠藤麻衣とのユニット「二十二会」としても活動。「へんなうごきサイファー」を全国各地で実施。「岸井戯曲を上演する」シリーズに参加。「魔笛、的、テキーラ!」や「食事会『ひばり』」の上演など。

川瀬亜衣(Ⅰ)

1987 年京都市生。京都造形芸術大学芸術表現・アートプロデュース学科卒。2010 年より写真・インスタレーション作品を制作発表する傍ら、千日前青空ダンス倶楽部で踊り始める。近年は、黒沢美香、きたまり/ KIKIKIKIKIKI 、あごうさとし、akakilike 、ANTIBODIES Collective 等の作品に出演、自作舞台作品の上演も行う。2018 年、上演企画SAILING を開始、自身の活動として「書き文字」を踊ることをはじめる。

hyslom / ヒスロム(Ⅱ)

加藤 至、星野文紀、吉田 祐からなるアーティストグループ。2009 年より活動をはじめる。造成地の探険で得た人やモノとの遭遇体験や違和感を表現の根幹に置き、身体を用いて土地を体験的に知るための遊び「フィールドプレイ」を各地で実践し映像や写真、パフォーマンス作品としてあらわす。またその記憶を彫刻作品や舞台、映画へと展開させている。2015 年から任秀夫氏と共に「任・ヒスロム鳩舎」として日本鳩レース協会に入会。レース鳩に関するワークショップや展示などもおこなっている。主な展覧会に「ヒスロム 仮設するヒト」(せんだいメディアテーク6階ギャラリー4200/宮城、2018)、「東アジア文化都市2017 京都【アジア回廊 現代美術展】」(二条城/京都、2017)。平成30 年度京都市芸術文化特別奨励者。

捩子ぴじん(Ⅲ)

2004年まで大駱駝艦に所属し、麿赤兒に師事する。舞踏で培われた特異な身体を元に、自身の体に微視的なアプローチをしたソロダンスや、ダンサーの体を物質的に扱った振付作品を発表する。ダンス作品の他に、様々なジャンルのアーティストとの共同作業にも参加し、障がいをもった人たちとのワークショプや公演も行う。2011年、横浜ダンスコレクションEX審査員賞、フェスティバルトーキョー公募プログラムF/Tアワード受賞。16年、韓国・光州でアジアンアーツシアターが企画するOur Masters「土方巽」のキュレーターを務める。2017年より京都在住。 生活にダンスの杭を打ち込むべく“ダンサーズ”を主催し、定期練習を行う。

カゲヤマ気象台(戯曲)

1988年静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京と浜松の二都市を拠点として活動する。2008年に演劇プロジェクト「sons wo:」を設立。劇作・演出・音響デザインを手がける。2018年より「円盤に乗る派」に改名。2015年度よりセゾン文化財団ジュニア・フェローに選出。近作に『流刑地エウロパ』(2018)、『シティⅢ』(2017、第17box回AAF戯曲賞大賞受賞)など。

主催

京都芸術センター

問合せ先

TEL: 075-213-1000 / E-mail: info@kac.or.jp (京都芸術センター)

料金

【各演目(日時指定)】
一般前売:2,500 円/当日:3,000 円
25 歳以下(前売のみ):1,000 円
【3 演目通し(50 枚限定、前売のみ、予約時日時指定)】
前売:5,500 円/ 25 歳以下:2,500 円

WEB予約

【愛知公演半券割引】 
『シティⅢ』愛知公演(2018年10月26日-28日)をご観覧の方は、チケット半券提示で前売料金から500 円割引いたします。
(前売のみ、受付は京都芸術センターウェブサイトのみ。ご予約時備考欄に「半券割引」の旨ご記載ください)

チケット/申し込み

京都芸術センター
web: http://kac.or.jp

協力

愛知県芸術劇場

助成

平成30 年度文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)・独立行政法人日本芸術文化振興会

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