京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

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KAC Performing Arts Program 2016 / Contemporary Theater 古典戯曲連続講座

ジャンル
  • 演劇演劇
  • その他その他
形   態
  • レクチャーレクチャー
  • トークトーク
  • その他その他
事業区分
  • 主催主催

古典戯曲をめぐる思考に迫る連続講座を開講します!

本プログラムでは、3回の講座で、シェークスピア、チェーホフ、イプセンをそれぞれ取り上げ、毎回異なるゲストをお招きします。

各回、ゲストの研究や活動にまつわるテーマで講義と対談を行います。それらを通し、研究者が彼らの戯曲をどのように解釈しているのか、また、現代演劇の演出家あるいはドラマトゥルクが古典戯曲をどのように自らの作品に活かしているのか、その思考のプロセスに迫ります。

*連続参加を推奨しますが、単独での受講も可能です。
*戯曲を読んでから参加されることをおすすめします。
*途中入退場可。
日時
2017年3月5日(日)、3月12日(日)、20日(月/祝)
各回13:00~18:00 開場・受付 12:50
※第1回シェイクスピアのみ13:00~17:30
会場
京都芸術センター ミーティングルーム2
講座日程・ゲスト
第1回 シェークスピア
 日時:3月5日(日)
 ゲスト:桑山智成(京都大学大学院人間・環境学研究科准教授)
     本間広大(ドキドキぼーいず主宰、演出家)
第2回 チェーホフ
 日時:3月12日(日)
 ゲスト:沼野充義(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授)
     三浦基(地点代表、演出家)
第3回 イプセン
 日時:3月20日(月・祝)
 ゲスト:毛利三彌(成城大学名誉教授、演出家)
     長島確(ドラマトゥルク)
スケジュール
第1回 シェークスピア
12:50 受付開始
13:00~14:30 講義① 桑山智成氏
14:30~14:45 休憩
14:45~15:45 講義② 本間広大氏
15:45~16:00 休憩
16:00~17:30 対談

第2回 チェーホフ
12:50 受付開始
13:00~14:30 講義① 沼野充義氏
14:30~14:45 休憩
14:45~16:15 講義② 三浦基氏
16:15~16:30 休憩
16:30~18:00 対談
※20:00よりアンダースローにて、地点『桜の園』(チェーホフ作)の上演があります。詳細やチケット申込みは地点ウェブサイト(http://chiten.org/)をご覧ください。

第3回 イプセン
12:50 受付開始
13:00~14:30 講義① 毛利三彌氏
14:30~14:45 休憩
14:45~16:15 講義② 長島確氏
16:15~16:30 休憩
16:30~18:00 対談
定員
40名 
※参加無料・要事前申込(先着順)
※増席しました(3/7更新)

桑山智成(くわやま・ともなり)

京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。専門はシェイクスピア研究。現存する脚本テキストを精査することによりシェイクスピアの劇作術を分析する。特に役者の身体性や観客認識に対する劇作家の意識に注目している。また、シェイクスピアの現代上演や翻案(映画・バレエ)に対する考察も行っている。最近の論文に「マクベスと役者の身体」(『甦るシェイクスピア』(研究社、2016年)所収)がある。

本間広大(ほんま・こうだい)

1990年生まれ、新潟県出身。京都造形芸術大学舞台芸術学科卒業。大学進学と共に旗上げた、自身の劇団ドキドキぼーいずでは、演出と脚本を担当。劇団外では、演出助手や俳優、ワークショップ講師としても活動する。2015年度アトリエ劇研創造サポートカンパニーに選出される。主な受賞歴として、第35回Kyoto演劇フェスティバル実行委員長特別賞、第6回せんがわ劇場演劇コンクールグランプリ並びに演出賞など。

沼野充義(ぬまの・みつよし)

1954年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授、ロシア・ポーランド文学研究者、文芸批評家。主な著書『亡命文学論』(作品社、サントリー学芸賞)、『ユートピア文学論』(作品社、読売文学賞)、『チェーホフ―七分の絶望と三分の希望』(講談社)、編著書に『世界は文学でできている 対話で学ぶ<世界文学>講義』1~4(光文社)、訳書に『新訳チェーホフ短篇集』(集英社)、チェーホフ『かもめ』(集英社文庫)、ナボコフ『賜物』(河出書房新社)、レム『ソラリス』(ハヤカワ文庫)など。

三浦基(みうら・もとい)

地点代表、演出家。1973年生まれ。1999年より2年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在する。帰国後、地点の活動を本格化。2007年より〈地点によるチェーホフ四大戯曲連続上演〉に取り組み、第三作『桜の園』にて文化庁芸術祭新人賞受賞。ほか、2011年度京都市芸術新人賞、第24回読売演劇大賞選考委員特別賞(2017年)など受賞多数。著書に『おもしろければOKか?現代演劇考』(五柳書院)。

毛利三彌(もうり・みつや)

成城大学名誉教授、文学博士、ノルウェー学士院会員、元日本演劇学会会長。東京大学美学美術史学科卒業、カリフォルニア大学(LA校)演劇学科大学院MA修了。主著書に『北欧演劇論』『イプセンのリアリズム』(日本演劇学会河竹賞)『イプセンの世紀末』『演劇の詩学―劇上演の構造分析』。主編著に『東西演劇の比較』『演劇論の変貌』『北欧の舞台芸術』。主訳書は『北欧文学史』(共訳)、『イプセン戯曲選集-現代劇全作品』(湯浅芳子賞)。また、演出家として、イプセン現代劇を連続上演している。

長島確(ながしま・かく)

ドラマトゥルク、翻訳家。日本におけるドラマトゥルクの草分けとして、さまざまな演出家・振付家の作品に参加。戯曲(古典から新作まで)と上演(演出・演技)の複雑な力関係を面白がっていろいろな企画に携わる。上演台本の翻訳にベケット、サラ・ケイン、ヨン・フォッセ、シェイクスピア、イプセンほか。近年は演劇の発想やノウハウを劇場外へ持ち出すことに興味をもち、アートプロジェクトにも積極的に参加。

主催

京都芸術センター

問合せ先

京都芸術センター
Tel. 075-213-1000/Fax. 075-213-1004

WEB予約

*複数回参加される場合は、各回ごとにお申し込みください。

チケット/申し込み

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助成

平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

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