京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

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キュレータードラフト2017『スポンテイニアス・ビューティー -作家のいない展覧会-』 キュレーション:笹原晃平

ジャンル
  • 美術美術
形   態
  • 展覧会展覧会
  • トークトーク
事業区分
  • 主催主催

キュレータードラフト2017、選抜プランの実現!

京都芸術センターが隔年で開催してきた公募企画「展覧会ドラフト」を、若手キュレーターの発掘・支援を目的とした「キュレータードラフト」として今年度リニューアル。審査員に難波祐子氏を迎え、30件の応募プランから笹原晃平の展覧会企画『スポンテイニアス・ビューティー -作家のいない展覧会-』が選ばれました。

キュレータードラフト2017の詳細についてはこちら
過去の作家ドラフト、展覧会ドラフトについてはこちら
日時
2017年2月18日 (土) - 2017年3月26日 (日)
10:00-20:00
※入場無料、会期中無休
会場
京都芸術センター ギャラリー北・南
展覧会概要
『スポンテイニアス・ビューティー -作家のいない展覧会-』は、そのタイトルが示す通り、特定のアーティストによる作品展示を行いません。その代わりキュレーター(企画者)・笹原晃平が「京都」という街を7つのセクションからキュレーション(企画)するという新しいタイプの現代美術の展覧会です。

「スポンテイニアス/spontaneous」とは、「なりゆき・自発的」という意味の英語であり、本企画では「なりゆきの美しさ」に着目してキュレーションを行います。「なりゆきの美しさ」とは、街の中で忘れられてしまったもの、捨てられてしまったもの、無くなってしまったもの、消えていってしまったものの中に眠っている美しさです。これらは、ある個人の内省や感情からわき起こるものではなく、地域やコミュニティといったより大きな集団から創出される類の美しさです。それを個人的な意図や作家性を極力排除して、キュレーションという技術を最大限に研ぎ澄まして構成することで、一つの「展覧会」という形で見せていきます。

本企画は、展覧会というある特殊な場において、これまでとは違ったスポンテイニアスな角度から、「京都」というある社会の一面を切り取りながら、同時にキュレーションや展覧会という方法論、そして作家性そのものに再考を促す機会となるでしょう。
出展作家
なし
キュレーション
笹原晃平
関連プログラム
TALK
「 作家のいない展覧会は本当に成立したのか?」 笹原晃平×難波祐子
日時:2月19日(日)14:00-15:30
会場:ミーティングルーム2
※入場無料、事前申込不要

PARTY
TALKの後にささやかながらオープニングパーティを開催いたします。広く皆様のご来場をお待ちしております。
日時:2月19日(日)16:00-18:00
会場:ミーティングルーム2
※入場無料

WALK
笹原晃平が展覧会を立ち上げるために関わった人々を招いて、ガイドツアーを行います。
(スケジュールは随時更新します)

WALK①2月18日(土)11:00-
ゲスト:京都芸術センターボランティアスタッフ

WALK②2月20日(月)16:00-
ゲスト:長谷川新(キュレーター)

WALK③2月22日(水)14:00-
ゲスト:青柳菜摘(アーティスト)

WALK④2月23日(木)10:00-
ゲスト:藤川哲(美術史家)

WALK⑤3月11日(土)11:00-
ゲスト:京都芸術センター ボランティアスタッフ

WALK⑥3月18日(土)17:30-
ゲスト:Kさん(建具の元所有者)

WALK⑦3月19日(日)19:30-
ゲスト:山岸龍治(デザイナー)

WALK⑧3月25日(土)15:00-
ゲスト:百枝優(建築家)

WALK特別編 3月19日(日)16:00-
平野春菜(京都芸術センター アート・コーディネーター)×勝冶真美(京都芸術センター プログラム・ディレクター)

※詳細スケジュールは特設ウェブサイトでも発表
http://spontaneous.sasahara.info

笹原晃平(ささはらこうへい)

1984年東京都出身。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。2007年よりインスタレーション作品の制作、プロジェクト作品の制作、展覧会のキュレーションなどの活動を行う。2007年《Home and Away》により川俣正賞を受賞。2008年《Soup and Recipe》でシティースケーパーズ・グラントを、2012年《P.I.V.O》で野村財団芸術文化助成を受給。国内外でのプロジェクト多数。

審査員プロフィール 難波祐子(なんばさちこ)

現代美術キュレーション。東京都現代美術館学芸員を経て、展覧会などの企画運営を行うI plus Nを設立。2016年より国際交流基金文化事業部企画役(美術担当)。著書に『現代美術キュレーター・ハンドブック』、『現代美術キュレーターという仕事』(ともに青弓社)。企画した主な展覧会に「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010)、「呼吸する環礁-モルディブ-日本現代美術展」(モルディブ国立美術館、マレ、2012)など。札幌国際芸術祭2014プロジェクト・マネージャー(学芸担当)、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014キュレーター、「”TOKYO”-見えない都市を見せる」共同キュレーター(東京都現代美術館、2015)。

主催

京都芸術センター

URL

展覧会特設ウェブサイト
http://spontaneous.sasahara.info

問合せ先

京都芸術センター
TEL: 075-213-1000
FAX: 075-213-1004
Email: info@kac.or.jp

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