京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

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イベントアーカイブ

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「DOMANI・明日展 PLUS×京都芸術センター『ワームホール・トラベルーゆらぐ時空の旅ー』」関連プログラム 池田剛介|ワークショップ「モノの占拠」

ジャンル
  • 美術美術
形   態
  • 展覧会展覧会
  • ワークショップワークショップ
  • レクチャーレクチャー
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  • その他その他
事業区分
  • 主催主催

DOMANI・明日展 PLUS×京都芸術センター『ワームホール・トラベル』関連プログラム。海外での滞在制作と展示発表の経験が豊富な、京都拠点のアーティストである池田剛介がワークショップを行います。

 2014年に台湾で起こった「ひまわり学生運動」に着想を得たワークショップ。全体をつうじて非暴力、非破壊の精神が貫かれたこの学生運動では、立法院(日本の国会議事堂)が24日間にわたり学生によって占拠され、立法院の中には学生たちの創意工夫による様々なモノに満ちた空間が立ち上げられました。ワークショップではこの日本の隣国での出来事を参照しながら、「占拠」というものの意味を実践的に考えていきます。

 京都芸術センター内に点在するモノたちをある場所へと集合させ、それらの新たな利用法や組み合わせを模索しながら空間の一部を占拠します。占拠された空間は24日後に解体され、集められたモノたちは元の場所へと帰っていきます。これはモノたちによる旅であり、モノたちが移動しながら空間を占拠することにより、人もまた、日常の只中にあるミニマムな旅へと誘われることとなります(このことは占拠後の現場で体験してみていただけます)。

 モノを移動させること、モノに別様の意味を発見すること、モノとモノとの新たな関係性を発明すること、ある空間を別の空間へと変容させること、こうした作業の中で「占拠」を具体的に経験することがワークショップのねらいです。想像力と手仕事を通じて、今ここにある世界とは別様の世界を創造すること――すなわち「革命」へとむけた、モノたちと共にある旅。

「DOMANI・明日展 PLUS×京都芸術センター『ワームホール・トラベルーゆらぐ時空の旅ー』」については、http://www.kac.or.jp/events/19023/でご覧いただけます。
日時
2016年9月22日 (木)
14:00~17:00
※ワークショップの成果作品は、9月22日(木)から10月15日(土)まで、北館1階スロープ脇にて、展示されます
会場
京都芸術センター ミーティングルーム2ほか
料金
無料
定員
15名(要事前申込)

池田剛介(いけだ こうすけ)

美術作家。1980年生まれ。2005年東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。平成17年度文化庁新進芸術家在外研修員として一年間アメリカに滞在。2015年より1年間の台北滞在を経て、現在京都在住。自然現象、生態系、エネルギーなどへの関心をめぐりながら作家活動を行う。
近年の主な展示に「Regeneration Movement」(国立台湾美術館、台中、2016)、「常日 行旅」(台北国際芸術村、台北、2016)、「モノの生態系」(絶対空間、台南、2015)、「あいちトリエンナーレ2013」(納屋橋会場、愛知)、「堂島リバービエンナーレ2011」(堂島リバーフォーラム、大阪)など。www.kosukeikeda.net

主催

文化庁、京都芸術センター

問合せ先

京都芸術センター
TEL: 075-213-1000
FAX: 075-213-1004
Email: info@kac.or.jp

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