京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

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イベントアーカイブ

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中川佳代子『絲と声~うたうこと、語ること~』

ジャンル
  • 音楽音楽
形   態
  • 公演公演
事業区分
  • 共催共催

箏と三絃の「絲」で音楽を奏で、体内より生まれ出る「声」で歌い、語る。

「荒鼠」(あれねずみ)は「作物」(さくもの)と呼ばれる古い地歌で、おどけ物と呼ばれるジャンルに属する。滑稽な詞章により深夜に家じゅうを走り回るねずみ達の様子をおもしろおかしく歌い語る。

「異類婚姻譚」(いるいこんいんたん)は、人間以外の怪物が人間との結婚を「(愛する相手を)食べる」事を以て婚姻となす架空の物語を題材としている。現代的な音、そして恐ろしい「言葉」が響きあう。

「風がおもてで呼んでゐる」は、三絃にて微分音を多用し、移り変わる音の抑揚にしたがい宮沢賢治の4つの詩が朗誦される。その自由な音の流れは作曲家独自の世界を現しているようである。

そして今回、二人の作曲家により二つの箏唄が誕生する。
日時
2016年10月4日 (火)
開演19:00 (開場18:30)
会場
京都芸術センター 講堂
曲目
作物「荒鼠」(作者不詳)
月読三歌 「植物文様琴歌集」から(藤枝守作曲)※世界初演
異類婚姻譚~十七絃箏唄のための(増田真結作曲)
きよきなぎさに(藤家溪子作曲)※世界初演
風がおもてで呼んでゐる(宮沢賢治・詩、高橋悠治作曲)
出演
中川佳代子(唄、地唄三絃、箏、十七絃)

中川佳代子

高崎芸術短期大学卒業。NHK邦楽技能者育成会卒業。1989年CD「沢井忠夫合奏団の世界」が文化庁芸術作品賞受賞。1994年青山音楽賞受賞。1998年文化庁芸術研修員認定。2002年賢順全国箏曲コンクール最高位「賢順賞」受賞。2013年京都市芸術文化協会新人賞受賞。現在、現代音楽の初演、洋楽器やコーラスとの共演、オペラ、即興演奏など多彩な場所で演奏活動を展開している。海外公演も多く、今冬、ニューヨークにて開催される現代神樂公演(藤枝守企画・作曲)に参加する。沢井忠夫氏、沢井一恵氏、岩堀敬子氏に師事。

主催

中川佳代子 箏・三絃研究室

共催

京都芸術センター

問合せ先

中川佳代子 箏・三絃研究室
E-mail:Kayoko_kotokoto@ybb.ne.jp
TEL&FAX:075-394-5012(中川)

料金

前売2,500円
当日3,000円

チケット/申し込み

左記のメールアドレスにて予約メールを受け付けています。
チケット取り扱い:京都芸術センター窓口(10:00-20:00)

後援

沢井箏曲院、京都三曲協会、(公財)京都市芸術文化協会
※平成28年度(第71回)文化庁芸術祭参加公演

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