京都芸術センター|KYOTO ART CENTER
 

ARTIST IN
STUDIOS 制作室利用者

渡邉野子

ジャンル
美術美術

渡邉 野子 Naoko WATANABE

1970年  京都市に生まれる
1989年  京都市立銅駝美術工芸高等学校西洋画科卒業
1993年  京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業
1995年  京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了
2002-04年 クンストアカデミー・デュッセルドルフに在籍[ドイツ]
      (イェルク・インメンドルフ教授クラス、ゲルハルト・メルツ教授クラスに在籍)
2003-04年 文化庁「新進芸術家海外留学制度」在外研修員としてドイツにて研修

■ 個展
1993年   galerie 16 / 京都('97年)
1994年   ギャラリー白/大阪('95年、'98年、2000年)
1995年   galerie Où /大阪('98年)
2000年  「セゾンアートプログラム SAP GRANT 第1回「美術家助成プログラム」受賞記念展」
       セゾンアートプログラムギャラリー/東京
2013年  「3つの定点観察〜京都市立銅駝美術工芸高等学校 美術工芸科教員による3つの個展」
       堀川御池ギャラリー/京都 〈11/20〜29〉[第28期京都芸術センター制作支援事業]
2014年  「色影・線歌」京都市立銅駝美術工芸高等学校/京都

■ グループ展
1996年  「ペインタリネス-Ⅱ」 ギャラリー白/大阪(Ⅳ-'98年、Ⅴ-2001年)
1999年  「言葉よりも奏鳴な秩序」 Oギャラリー/東京
2000年  「あそびじゅつ展-現代美術の世界へ-」 西武ギャラリー/東京
2001年  「筆触のポリティクス-小林康夫によるセゾン現代美術館コレクション展」 
       セゾン現代美術館/長野
2002年  「2002 新鋭美術選抜展」 京都市美術館/京都
2006年  「第24回 上野の森美術館大賞展」 上野の森美術館/東京、 彫刻の森美術館/神奈川、福岡市美術館/福岡、京都府京都文化博物館/京都
     「ART TODAY 2006」 セゾン現代美術館/長野
2007年  「第24回 上野の森美術館大賞展 入賞者展」 上野の森美術館ギャラリー/東京
      「ペインタリネス 2007」 ギャラリー白/大阪
      「2007 京展」 京都市美術館/京都
      「第20回記念 美浜美術展」 関西電力原子力事業本部ギャラリー/福井、大阪府立現代美術センター/大阪、福井県立美術館/福井
      「平成19年度 滋賀県高等学校 美術・工芸学科教員展」滋賀県立近代美術館ギャラリー/滋賀
2008年  「ペインタリネス2008」  ギャラリー白/大阪
      「2008京展」  京都市美術館/京都
      「平成20年度 滋賀県高等学校 美術・工芸学科教員展」滋賀県立近代美術館ギャラリー/滋賀
2009年  「ペインタリネス2009」  ギャラリー白/大阪
      「第22回 美浜美術展」  美浜町中央公民館/福井、大阪府立現代美術センター/大阪、
       福井県立美術館/福井
2010年  「とよた美術展2010」  豊田市美術館/愛知
      「平成22年度 滋賀県高等学校 美術・工芸学科教員展」滋賀県立近代美術館ギャラリー/滋賀
2011年  「2011年度 滋賀県高等学校 美術・工芸教育展」滋賀県立近代美術館ギャラリー/滋賀
      「滋賀の高校美術教員展2011」  成安造形大学ギャラリーアートサイト・スペースギャラリー/滋賀
2012年  「第24回 美浜美術展」  美浜町保健福祉センター/福井、大阪府立現代美術センター/大阪、
       福井県立美術館/福井
2014年  「堤清二/辻井喬 オマージュ展」 セゾン現代美術館/長野

■ 受賞等
2000年   セゾンアートプログラム/SAP GRANT 第1回「美術家助成プログラム」
2000年   ホルベイン工業株式会社/ホルベインスカラシップ 第15回奨学生
2003年   文化庁/平成15年度「新進芸術家海外留学制度」芸術家在外研修員(美術分野1年派遣)
2006年   上野の森美術館/「第24回 上野の森美術館大賞展」 優秀賞 ニッポン放送賞
2007年  「第20回記念 美浜美術展」 美浜町長賞
2010年  「とよた美術展2010」 準大賞
2011年  「第24回 美浜美術展」 美浜町長賞

■ パブリック・コレクション
上野の森美術館(東京)、 財団法人セゾン現代美術館(長野)


(アーティスト・ステートメント)
 私の制作テーマのひとつは、絵画における「線の表す領域」によって、観察者が自身の身体、時間、空間のふくらみなど、不可視のものの在り様を知覚することです。画面上で線はそれぞれに役割を与えられ、時系列的な層でなく、お互いが交差し絡み合いながら全体としてひとつの連続した状態を生み出しています。絵画が示すもの、それは何かが崩れる前の一瞬間や未完の絵画の歴史です。そして、振動するのは崩れゆく事物や移ろう時間ではなく自身の身体であり、不安定な私達の身体を前にして、絵画は「ここ」と「いま」を提示しながら私達に触れています。世界のすべてが変化しても変わらないものを絵画のなかに表現することが私の関心事のひとつです。

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  • 「そして、それは静寂と喧噪からやって来る。」 
2013年/mixed media on canvas/194.0×259.0cm
(撮影 田村和隆)
  • 「重い星の死のために」      
2013年/mixed media on canvas/259.0×194.0cm
(撮影 田村和隆)
  • 「渡邉野子展〜3つの定点観察〜」
 (2013年/堀川御池ギャラリー/京都)View from Oike St
 (撮影 田村和隆)
  • 「渡邉野子展〜3つの定点観察〜」
 (2013年/堀川御池ギャラリー/京都)View from Oike St
 (撮影 田村和隆)